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Bibury Court

第5回  FLY SHOP ROCKS

「町の診療所」のように……

FlyFisher編集部=写真と文

SHOP DATA
●住所 埼玉県草加市住吉1-11-62
●電話番号 ☎048-934-5582
●営業時間 午後1時~午後9時
●定休日 毎週水曜日(2018年3月以降は、月曜日に変更)
●URL  flyshoprocks.jugem.jp/(ブログ)
●開業時期 2003年


タイイングマテリアルやアクセサリー類を中心に、管理釣り場からソルトウオーター用のアイテムまで揃える店内

音楽好きの店長、松木康宏さん。店名「ROCKS」の由来は、実はエアロスミスのアルバムから

ショップの特徴、得意なジャンルを教えてください。

渓流から管理釣り場、ソルトウオーターの釣りまで、さまざまなジャンルのタックルを取り扱っていますが、ここ最近力を入れているのは湖のフライフィッシングですね。

東北自動車道が近い立地からか、最近は中禅寺湖に通うお客さんも増えてきました。そして私自身、湖の釣りが好きなこともあって、ロッドやライン(シューティングヘッドなど)も充実させています。
シューティングヘッド・システムなど、湖用のラインも充実

もちろん中禅寺湖に限らず、阿寒湖や朱鞠内湖など北海道のフィールドのほか、東京湾のシーバスフィッシングから近所のオイカワ釣りまで、ご相談に乗れるかと思います。

このほか、渓流の盛期にはお客様と山岳渓流に行くことが多いですね。2~3時間歩いてサオをだすフィールドも多いので、最近ではそのためにランニングをしているほどです(笑)。お店は埼玉県ですが、南北アルプスや東北地方まで積極的に足を延ばしています。
もちろん、店内に置いていないロッドでも、いろいろとお取り寄せ可能

商品ラインナップでのこだわりはありますか?

特に湖関連や管理釣り場で使用するマテリアルは、豊富に取り揃えるように心掛けています。

ロッドメーカーとしては、『キャプチュード』、『カムパネラ』、『SAGE』などを中心に取り扱っていますが、これらのメーカーはもちろん、他メーカーについてもお取り寄せでご注文に応じています。

また、シーズン中を中心に全くフライフィッシングの経験がないビギナーの方と釣り場に行く機会も多いので、入門者向けのタックルも用意しております。

また、最近はフライフィッシングに適したウエア、特にアンダーウエアの重要性も感じているので、今後はそうしたアイテムも積極的にラインナップしていきたいですね。
ハックルも、渓流からソルトまで幅広く……

松木康宏さん(44)/店長
大手釣具チェーンに勤務したのち、「FLY SHOP ROCKS」を千葉県市川市にオープン。その後地元である埼玉県草加市に移転。シーズン中は中禅寺湖と山岳渓流に足しげく通う日々。
「どんな釣りでも、気軽にご相談ください。釣行ツアーも企画していますが、お酒好きの釣り人がたくさん集まっていますので、ぜひ飲みにもいきましょう」

どのようにショップを利用してほしいですか?

開業は2003年ですが、その時は千葉県の市川市で営業していました。その後2013年に地元の草加市に移転して、お店をオープンしています。

最近は「実は以前からフライフィッシングをやってみたかった」という若い方と話す機会も多く、ぜひショップに来て、分からないことはゼロからなんでも聞いてもらいたいですね。

また、キャスティングやタイイングだけにこだわらず、楽しく「魚が釣れる」釣り人になってもらえればと思っています。そのためにフィールドを問わず、日帰りフィッシングツアーなども頻繁に企画していますので、ぜひ参加してもらえればと思います。
小さな店内だが、お客さんの欲しいアイテムには柔軟に対応してくれる。棚にはマテリアルやフライフックは所狭しと並ぶ

それと、個人店の“入りにくさ”を払拭したいですね。たとえるならば「町の小さな医院」のようなショップにしたいと思っています。釣りでもキャスティングでも、フットワーク軽く細かいところまですぐに相談に乗れる……そんな気軽に足を運んでもらえる雰囲気にしたいですね。ただし、どうしても手に入らないタックルがあった場合には、大病院に紹介状を書きます(笑)
「Suica」や「nanaco」で釣り具が買えるんです(笑) ROCKSの特徴は、各種電子マネーが使用できること。もちろん、使えばポイントが溜まる

実施しているスクールやイベントについて教えてください。

キャスティングスクール、スペイキャスト練習会は、月1回のペースで、お店の近所で開催。会社帰りに立ち寄られる方も多いので、タイイングスクールについてはショップ内で随時行なっています。
タイイングについては、店内でいつでもレクチャー実施中。仕事帰りに気になるところを聞きに立ち寄られるお客さんも多いですね

このほか、旬のフィールドへの釣行も企画しています。オフシーズン中は管理釣り場が中心ですが、その後は中禅寺湖をはじめ東北、北海道のフィールドなどへのツアーも行なっています。今年(2018年)も3月から、九頭竜川へサクラマスねらいにツアーを組んでいます。

イベント情報は、ブログやフェイスブックでその都度告知しています。また、草加には店主がフライフィッシャーという飲み屋さんが数軒あり、そちらにも、ショップのイベント案内を置かせてもらったりしています。そうした場所からも、意外とフライフィッシングの輪が広がるんですよ。
ROCKSがあるのは、旧4号線沿い、草加宿。通り沿いの飲食店には、フライフィッシャーが営むお店もちらほらあるとか


2018/2/5

最新号 2024年6月号 Early Summer

【特集】拝見! ベストorバッグの中身

今号はエキスパートたちのベスト/バッグの中身を見させていただきました。みなさんそれぞれに工夫や思い入れが詰まっており、参考になるアイテムや収納法がきっといくつか見つかるはずです。

「タイトループ」セクションはアメリカン・フライタイイングの今をスコット・サンチェスさんに語っていただいております。ジグフックをドライに使う、小型化するフォームフライなど、最先端の情報を教えていただきました。

前号からお伝えしておりますが、今年度、小誌は創刊35周年を迎えております。読者の皆様とスポンサー企業様のおかげでここまで続けることができました。ありがとうございます!


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