LOGIN

第7回 Fly Fishing Shop ROSE

九頭竜川のほとりで

FlyFisher編集部=写真と文

SHOP DATA
●住所 福井県吉田郡永平寺町松岡下合月33-14-1
●電話番号 ☎0776-61-2088
●営業時間 12時~20時(6月1日~1月31日) ※2月1日~5月31日は21時まで営業
●定休日 毎週火曜日・水曜日
●URL  flyfishingshop-rose.com/
●開業時期 2014年


九頭竜川のほとり、永平寺町の田園地帯のなかにあるフライショップ「ROSE」

齋藤さんが手掛けるロッドブランド「TSR」のロゴの掛かった店内。マテリアルや小物類も豊富

ショップの特徴、得意なジャンルを教えてください。

フライショップ「ROSE」は九頭竜川の中流域、永平寺町にあります。以前は愛知県のフライショップ「スギサカ」に勤めていましたが、2014年に独立して、自分の好きな釣りのできる九頭竜川の近くに新たにショップをオープンさせました。

サクラマスはフライフィッシングの対象魚としてはなかなか釣れない魚ですので、近くに住んで川に立てる時間を長くすれば、コンタクトできる回数も増えるのではないかという、単純な理由です(笑)。
サクラマス(?)のレプリカがお出迎え

フライフィッシング全般をサポートできるように心掛けていますが、得意なジャンルといえば、やはり本流のサクラマスの釣りですね。近県はもとより、全国から足を運んでもらえるフィールドでもある九頭竜川の、サクラマスの釣りに関することは何でもご相談に乗れると思います。

九頭竜川のリアルタイムな情報はもちろん、フライパターンやラインシステムなどの質問はよく聞かれますね。
齋藤 明さん/店長
1963年生まれ。杉坂隆久さんが愛知県で経営していたフライショップ「スギサカ」に勤めたのち、九頭竜川のほとり、福井県永平寺町に「Fly Fishing Shop ROSE」をオープン。「スギサカ」のブランド『TSR』を引き継ぎ、ショップ運営とともに、ロッド製作にも積極的に取り組んでいる。アユ釣りも大好き。

「サクラマスのフライショップ」と思われがちですが、九頭竜川水系の上流部、さらには石川県の白山周辺の渓流群など、周辺にはイワナ・ヤマメのフィールドも豊富です。2月から5月末まではサクラマスのシーズンですが、その後の時期は、そういったフィールドもご案内できればと思っています。
もちろん取り扱っているタックルは、サクラマスのものだけではない。2~6月はサクラマスをねらう釣り人が多いというが、福井はちょっと周辺に足を延ばせば豊かな渓流群が散らばっているエリア

商品ラインナップでのこだわりはありますか?

やはりサクラマス関連のタックルやマテリアルには注力していますが、もちろんフライフィッシング全般のものを幅広く扱っています。特にマテリアルは自分の目で見て品質を確かめて、仕入れるようにしています。
壁には様々なマテリアルが並び、シンセティック素材も豊富

マテリアルは自ら厳選したものをラインナップ

また、「スギサカ」時代に杉坂隆久さんが手掛けていた「TSR」のロッドブランドを引き継ぎ、「ROSE」でブランクから組み上げています。ショップ併設で作業場を設けているので、グリップの形やラッピング、ガイドの種類、さらにはブランクカラーまでお好みの仕様に変更することができます。
渓流のシングルハンドから、コンペティションに用いるダブルハンドまで、さまざまな番手のフライロッドをラインナップする「TSR」。お店では試し振りも可能

常に全モデルを在庫しているわけではありませんが、お問い合わせいただければ、各地のテスターに貸し出しているものも含め、試し振りしていただけるモデルをご用意いたします。ホームページにも現在ラインナップしているモデルを掲載していますので、こちらもご覧ください。
お店の奥には、「TSR」ロッドを仕上げる作業場が併設

ラッピング作業を行なう齋藤さん。要望があれば、グリップやスレッド、ブランクカラーを好みに応じてカスタマイズしてくれる

どのようにショップを利用してほしいですか?

釣り場からすぐ近いお店ですので、釣りの帰りや途中に休憩がてら覗いてもらえればと思っています。特に2月から5月末の季節はサクラマスの情報交換の場としても機能しており、私自身一緒に川に立つこともたくさんあります。

ちなみに店名「ROSE」は、サクラマスの体色にちなんでいます。釣りたての魚体に光が当たると、角度によってはロゼ色(フランス語でバラ/ピンク色)に見えることから、ショップの名前としました。

そしてショップ名に込めたもう一つの理由として、ロゼワインの色が赤と白の中間色であるように、ベテランの釣り人とビギナーのフライフィッシャーを繋ぐ役割も担っていけたらと思っています。
「ROSE」にはいろいろな意味を込めている

特に九頭竜川は昔からベテランフライフィッシャーの多い釣り場で、この釣りのビギナーには敷居が高いと感じられることもあるようです。自分自身、初めて九頭竜川に来た時にもそうした実感が強かったので、釣りの経験を問わず、皆が楽しく釣りができるような土壌作りの場としてもショップが機能できたら嬉しいですね。

そんなわけで、まだ九頭竜川で釣りをしたことがない人のご来店、大歓迎です。

実施しているスクールやイベントについて教えてください。

キャスティングスクールに関しては、随時スクール(有料)を受け付けています。シングルハンドはもちろん、ダブルハンドのスペイ、オーバーヘッドいずれのスタイルでもレクチャー可能です。

定休日以外であれば、マンツーマンから実施可能ですので、お電話またはメールにてご連絡ください。
九頭竜川のリアルタイムな情報が集うフライショップ。サクラマスの解禁期間は2月1日~5月31日まで

また、6月から翌年の1月までのサクラマスのオフシーズン中は、月1回のペースで、近県の常連さんに声を掛けて、キャスティング練習会を開催しています。こちらは毎月第三日曜日に行なうことが多いですね。

このほか、毎年北海道の朱鞠内湖などへの遠征ツアーも企画しています。

2018/7/12

つり人社の刊行物
瀬戸際の渓魚たち 増補版 西日本編
瀬戸際の渓魚たち 増補版 西日本編 本体2,500円+税 A5判カラー256ページ
1998年刊行の幻の名著が2020年の視点も加筆されて、復刊です。 フィッシングライターとして現在も活躍する佐藤成史さんのライフワーク、人間の活動などにより生息場所を狭められる渓流魚たちを追いかけ写真に収めた貴重な記録。 インターネット前夜…
つり人社の刊行物
瀬戸際の渓魚たち 増補版 西日本編
瀬戸際の渓魚たち 増補版 西日本編 本体2,500円+税 A5判カラー256ページ
1998年刊行の幻の名著が2020年の視点も加筆されて、復刊です。 フィッシングライターとして現在も活躍する佐藤成史さんのライフワーク、人間の活動などにより生息場所を狭められる渓流魚たちを追いかけ写真に収めた貴重な記録。 インターネット前夜…

最新号 2020年12月号 Mid Autumn

特集
共鳴するウエットフライ
エキスパートが実践していること

 今号の特集はウエットフライ。十人十色、という言葉がこれほどマッチするフライフィッシングはないかもしれません。エキスパートたちには「この釣りを始めたきっかけ」から、今実践しているテクニックまで、さまざまな質問をぶつけてみました。すると、実は似たような釣り方をしていることも少なくない、ということに気づかされました。
 先般22年ぶりの復刊となった、佐藤成史さん著『瀬戸際の渓魚たち』。Special Topicsと題しまして、阿武隈高地の天然イワナについて現状を取材してきました。日本列島形成の背景をもとに浮かび上がってきたのは、イワナたちの「山越え」という仮説。人類の営みと比べたら気の遠くなるような時間をかけて脈々と受け継がれてきたイワナたちの「血」。そんな歴史を感じることのできる幸福と、現状への警鐘があぶり出されています。
 巻末の長編特集は、来日も幾度となく果たし、「フライキャスティング」に大変革をもたらしたといってよい、メル・クリーガーさんを紹介しています。メルさんをよく知る5名に、知られざる側面を含めた彼の功績、人となりを語ってもらいました。
[ 詳細はこちらから ]

 

NOW LOADING