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フライフィッシングショップ ビギナーズ・マム

第2回 ターキーテイル

サーモンフライやウエットのボディーにも活用

岩崎 徹=解説

特徴的な模様のターキークイル。前回紹介したターキークイルはウエットフライのウイングに多用されますが、テイルにはどのような使い道があるのでしょうか。

岩崎 徹(いわさき・とおる)
1948年生まれ。タイイングマテリアルを取り扱う「キャナル」代表。羽根や獣毛など、希少種も含めて、これまでに数々のマテリアルを取り扱ってきた経験を持つ。各素材の効果的な利用方法はもちろん、世界のマテリアル事情にも詳しい。


ほとんどの羽根が、濃い茶色がベースカラー

ターキーテイルの色味には、どんなものがありますか?

前回のターキークイルに比べて、テイルは野生の鳥も飼育されている個体も、羽根の模様にはさほど差はありません。

ただしこちらも、ずっと飼育されているとクイルと同じように、全体が白っぽくなってくる傾向があります。やはりその過程でグレーやシルバー系のものも出てくることがあります。
ターキーテイルも個体差がある。基本的には茶色ベースのトラ模様だが、飼育されている鳥のものは、白っぽくなる傾向にある

日本でもけっこう飼われていますが、そうした鳥でターキークイルのようなモットルド系の模様は見たことはないですね。

基本的には、だいたい尻尾は濃い茶系のカラーで、先端が茶色い「シナモンティップ」と、先端が白い「ホワイトティップ」というタイプに、大まかに分かれます。野生のものについても、だいたい同じようなイメージです。
先端の色は茶色系と白系に分かれる。こちらは「ホワイトティップ」

クイルよりもバラけやすい

ターキーテイルには、主にどのような用途がありますか?

ターキークイルに比べてファイバーが長いので、ウエットフライのウイングとして巻くのには適していないのですが、サーモンフライ、とくにディーウイングのフライにはよく使われます。

テイルでもサイドに近い部分はファイバーが短いので、ウエットに使うことも可能ではあります。しかしテイルと比べると素材が厚く硬いので、巻きにくいかもしれませんね。ファイバーがバラけやすいという特徴もあります。

どんなテイルも、クイルに比べるとバラけやすいといえます。ウエットフライのウイングに使うには、ちょっと扱いが難しいかな……という感じです。色味はいろいろあって楽しいのですが。
飼われている過程では、グレーやシルバー系のテイルも見られる。ウエットフライのウイングにはやや大きい(長い)ファイバー

ちなみにホワイトティップなどは、サーモンフライの「ジョック・スコット」に使われるので、そういったフライを巻くタイヤ―には人気があります。先端がきれいな形に整っており、傷がないものは貴重です。先端は地面を擦るので、どうしても傷つきやすいんですね。
ホワイト系とブラウン系の模様のの差。どちらもホワイトティップ

基本的には茶色のトラ柄ですが、そうしたなかにもいろんな模様があるのは楽しいですね。ボディーに巻いても構いませんし、ニンフのウイングケースにも使えます。いろいろ使い道のあるマテリアルです。

次回
【隔週連載】タイイングマテリアル目利き図鑑
第3回「マラブー」は
2017年1月8日(月)公開予定です。

2017/12/26

最新号 2026年3月号 Early Spring

【特集1】ルースニングNEO
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冬季釣り場の拡大により、もはや「シーズンオフ」は存在しなくなったといってよいでしょう。ドライフライでのミッジング、スーパーライトなゼロGニンフィング、本流で行なうルースニングと、この時期(だけのものではないですが)の釣りをいくつか紹介しています。

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このほか、ついに最終回を迎えた「細かすぎる!タイイングのベイシック」では、コノバー、ヘアウイングダンなどを解説。そして備前貢さんによる「フライフィッシングお伽噺 at オホーツク。」はこの釣りのワンダーが詰まった、すばらしく楽しい読み物です。

タイトループセクションは「カルフィルニア・ネイティブの守りかた」と題して、カリフォルニア州魚類野生生物局の取り組みのレポートを寄せていただきました。


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