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ささきつりぐ

ちょうどいい規模だと思います。

五十嵐川、フライフィッシャーインタビュー02

中嶋一男=語り・Akihiko“Harry”Harimoto=写真

今年もシーズン盛期を迎える新潟県三条市を流れる五十嵐川。昨年、よい思いをした人たちのシリーズインタビューをお届けします。

今回は関東から五十嵐川に通った中嶋一男さん。ウエットで楽しんだそうですが、遠征だと、やはり情報がもっとほしい、とのこと。


ポイントマップ内の写真は2021年4月15日のものです。撮影当日、白鳥公苑付近の荒沢観測所の水位は0.83〜0.90mでした。



中嶋一男(なかしま・かずお)さん。フライ歴26年。テンカラの延長で渓流のドライフライ・フィッシングを始め、現在ではウエット、湖、海と全方位で楽しむ。年間釣行日数は50日ほど。SMITHのゴーグルや偏光グラスを扱うエス・エム・ジェイ代表取締役。


―― 五十嵐川にはどういうきっかけで釣行されたのでしょうか?

最初は杉浦雄三さんです。2020年の5月か6月です。最初に放流した年でしたね。杉浦さんに誘われて行ってよい思いをしたこともあって。それから1人で何度か行っています。私の会社がスキーやスノーボード関連なので、越後湯沢に会社のマンションがあるんですよ。そこに泊まって魚野川で釣って、次の日に五十嵐川に行く、というのがパターンです。1時間半くらいで行けるんですよ。会社のある神奈川から直接行くと4時間半とかかかるんで、それは厳しいですから(笑)。で、去年、2021年は3回行きました。

―― それは何月ごろですか?

6月の五十嵐川の本流はよかったです。で、最後に行ったのは9月くらいでしたかね。その時は五十嵐川の本流があまり調子よくなかったので、けっこう上のほうまで行って釣りました。守門川の吉ヶ平フィッシングパークです。そこはやっぱりよかったですね。川幅も狭くてドライでやって。

―― 本流のいい時期は6月くらいなのでしょうか?

どうなんでしょう?  4月だとまだ周囲の山に雪がいっぱいあって、雪解けがけっこう入ってきちゃう印象でした。濁りはそれほどないんですけど、水温だけぎっちり下がって、そうするとアタリはピッタリなくなる、みたいな感じでした。

―― 道具立てはどのような感じなのでしょうか?

メインは5番のスイッチです。ちょっと水量があったり、大場所になると7番のスイッチを使ってますね。6月に釣れた時はラインはフローティングに軽めのシンクティップをつけるくらいでした。

―― 釣り方はやはり杉浦さんのように送り込むなイメージで?

そうですね。もう、師匠なんで(笑)。ただあんなにうまくできないですけどね。で、去年の6月はほとんど100m以内のところで、45〜55cmのを3尾。1尾釣れたところの5m下がったところとか、10m下がったところとかで来ましたね。でも2時間くらいかな、よかったのは。お昼食べて戻って、ちょっと場所移動したらもう反応なかったですね。

―― フライはウエットですか?

はい。普通のウエットフライです。ちょっとメイフライがハッチしていたので、#10か#12くらいでちょっとボディーを黄色っぽくしたものとか。6月はそんなに沈めなくても結果が出るという感じでした。4月はドンと沈めないといけないみたいでしたが。秋口もすごいよさそうな感じがするんですけどね……。9月は5時間くらいやってまったくアタリがありませんでした。水温も低くなくちょうどいいし、渇水でもないのに「魚はどこに行っちゃったの?」っていう感じでした。

―― 五十嵐川を釣りしていて「こうだったらいいのに」ということはありますか?

けっこう範囲が広いので、どの時期にどのあたりがいいよっていう情報がほしいです。「この時期は上がいいよ」、「この時期は真ん中がいいよ」、「この時期は下がいいよ」とかって。僕みたいに遠くから来る人間だと、全部回りきれないじゃないですか。でも魚野川に比べれば川も小さいですし、危ないところもないと思います。シングルハンドでも十分できますし、ちょうどいい規模だと思います。あとは秋、釣れる方法を教えてほしいです(笑)。




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