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ささきつりぐ

2021年、春の五十嵐川

C&R推奨区間のポイントマップ公開!

FlyFisher編集部=写真と文


新潟県三条市を流れる五十嵐(いからし)川のC&R推奨区間がスタートして2年目の今年、同市のフィッシングアドバイザーでもある杉浦雄三さんが訪れた。
釣り場の雰囲気も釣果も、充分満足いく釣行だった。


《Profile》
杉浦雄三(すぎうら・ゆうぞう) 1972年生まれ。愛知県高浜市でフライフィッシングのトータルサポートを行なうショップ「TEAL」を運営。クロダイをねらう海のサイトフィッシングも得意だが、犀川、高原川など中部地方の本流釣りにも詳しい。ここ数年はカナダに足を運び、スティールヘッドをねらっている。
●TEAL www.teal-flyfishing.com



粟ケ岳をバックに釣り下る。豊富な水量で雰囲気は満点


ポイントマップ内の写真は2021年4月15日のものです。撮影当日、白鳥公苑付近の荒沢観測所の水位は0.83〜0.90mでした。


今がベストシーズンかもしれない!


―― 今日は2021年、4月15日です。今回の釣りを振り返っていかがでしたか?

杉浦 雪代が入っているので、水が多く、今までで一番面白かったというか……。景色もいいし、水の量も最高だし、魚もやっぱりいるので、釣り場としてのポテンシャルを発揮し始めた、という感じですね。

去年の6月に初めて五十嵐川でニジマスを釣ったのですが、そのころに比べれば水量は倍くらいありますからね。まったく違う川ですよね。




芽吹きの季節。川は急速に色を取り戻す



―― 水温はどんな感じでしたか?

杉浦 今だと、朝でだいたい5〜6℃で、日中天気がよければ10℃くらいまで上がります。今日は雪代が入って7℃くらいで止まっちゃったんですけれど、それでも魚は結構しっかり食ってきます。


強い流れの中をねらう。ヒレが回復した年越しのニジマスなら充分可能性はある



―― ねらうポイントは、瀬の真ん中より流れの緩いほうがよいのでしょうか?

杉浦 いえ、年を越している魚は瀬のよいところに入っている感じですね。今日は釣れませんでしたが、放流されて日が浅い魚は、すこし緩い場所にいる印象です。イワナも釣れましたが、流心の脇から出ました。基本的には、あまりゆるいところには入っていない感じです。


今回釣れたのはこれくらいの流れ


リードフライがひったくられる


おそらく昨年放流された個体。キャッチ&リリースの効果を早くも実感


こんな魚が釣れれば文句ない


単純に楽しい!


魚たちはこちらの想像以上にたくましい



―― 胃内容物も確認しましたか?

杉浦 イワナにはウグイっぽいベイトが入っていました。ニジマスとヤマメはニンフがメインで、ラーバも多いですね。あと放流っぽい魚にはシャックも入ってました。

正直、もう少し放流したての魚が釣れると思っていたのですが、このくらいの水量の川で、ウエットフライだとなかなか釣れないのかもしれませんね、逆に。ある程度エサを食って構えてるやつじゃないと。


このほか、グッドコンディションのイワナもヒット


この魚はジャンプしまくった



―― ウエットフライで釣るには、この川はこのくらいの時期がベストなのかもしれませんね。

杉浦 どうなんでしょう? たぶん4月の真ん中くらいから1ヵ月くらい、5月いっぱいくらいまでがこの状況なんでしょうか。組合長が、5月に田んぼへ水を引くといっていたので、だからゴールデンウィーク過ぎたら減るのかな……? ただ、魚が常にいるようになれば、ある程度水が減っても今度はニンフやドライでも楽しめると思います。


奥に見えるのが、C&R推奨区間の下限である白山橋


そして杉浦さん、組合員になりました



杉浦 ロッドは5〜6番、11フィートくらいのスイッチでちょうど面白いですね。シンクティップはタイプ8くらいから、タイプ3〜4を用意しておけば釣りになります。これなら難しすぎないし、醍醐味を充分に味わうことができると思います。ティペットは……1Xくらいないと不安ですね。


ヒットしたフライはオリジナルのマーブル模様のビーズを装着したツイストピーコック


ロッドは11フィート5〜6番がベストだと思う


リーダーはレコードマスター12フィート12LB. シンクティップはタイプ3〜8くらいまで



杉浦 僕のメインフィールドと比べれば、河川工事もないですし、ゴミも流れてきませんし(笑)。とにかく、今は本当に素晴らしい状態です。めちゃめちゃいい川です(笑)!

本当に清々しいフィールド!

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【五十嵐川について】

2021/4/21

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【特集1】ルースニングNEO
【特集2】リール愛について2

冬季釣り場の拡大により、もはや「シーズンオフ」は存在しなくなったといってよいでしょう。ドライフライでのミッジング、スーパーライトなゼロGニンフィング、本流で行なうルースニングと、この時期(だけのものではないですが)の釣りをいくつか紹介しています。

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タイトループセクションは「カルフィルニア・ネイティブの守りかた」と題して、カリフォルニア州魚類野生生物局の取り組みのレポートを寄せていただきました。


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