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WILD LIFE

スカジットタクティクス入門│第1回

スカジットタクティクスを全9回でお伝えしていく

文・写真=仲野靖

この記事はFlyFisher 2013年5月号に掲載されたものを再編集したものです

Profile なかのやすしさん

18歳でフライをはじめ、渓流、本流、ソルトとさまざまな釣りを体験しながら、現在は遡上魚と大型魚の釣りを特に好む。海外のフィールドでの経験も多く、アメリカやカナダのほか、ノルウェー、ロシア、チリ、アルゼンチンなどでも釣果を上げている。

 

序論

ニジマス

シーズンもまさにこれからという2月。近日中に、まずはスカジットキャストについての概論を記してほしいと編集部から依頼が来た。

我々フライフィシャーにとっては、最も心弾む、心ここにあらずの夢見心地の時期であり、また、私個人にとってはウインタースティールのシーズン真っ只中である。文筆などは最も避けたい作業なのだが、そうも言っていられない。

スカジットキャスティングについての説明・解説を求められた時に、正確を期すために必ず含めなければならないキーワードがある。それは「サステインドアンカー」と「ローディングシークエンス」だ。これらは何度でもその意味をお伝えしなければいけないものであり、2つのメカニズムのコンビネーションなしに、スカジットキャストは語れない。換言すれば、スカジットキャストの黄金方程式 (ゴールデンセオリー)であり、必ず理解をしておかなければならない必須項目なのだ。

※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。


2024/5/10

最新号 2025年12月号 Early Autumn

【特集】REAL REEL LOVE リールへの愛について

ご存知のとおり、フライリールの機能というのは多くの場合それほど重要ではなく「ただのイト巻き」という側面が大きく、それゆえ人がリールを気に入る背景には、極めて個人的で偏愛に満ちたストーリーが存在します。
それは、万人が認める美しく優れたものだけでなく、自分が触れて快適なものでよいはず。「美」よりも「快」。人生が滲み出る、リール愛のカタチを紹介します。

このほか、第3回を迎えた細かすぎる!タイイングのベイシックでは、パラシュートパターンを中心に解説。
天草・無人島のクロダイのサイトフィッシングや佐藤成史さんの魚の撮影法なども紹介します。


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