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ティムコ、2019年の主要新製品発表!

『Jストリーム』シリーズもリニューアル!

FlyFisher編集部=写真と文

ティムコでは、この度2019年の主要新製品を発表されました。同社の代表的なラインナップでもある『ユーフレックス・Jストリーム』シリーズのリニューアルをはじめ、LOOP、OVIS、サイエンティフィック・アングラーズ(SA)などからは、より高い性能を求めながらも、特にコストパフォーマンスを追求したタックルが多数登場しています。
各製品の詳しい情報については、同社ホームページのフライフィッシング専用ページに掲載されています。

ユーフレックス 『Jストリーム』

10年の歳月を経て生まれ変わった「日本のフライロッド」
◆開発者インタビューはこちら!
「日本の渓流を釣る為のフライロッド」をコンセプトに掲げ、2009年春にデビューした「Jストリーム」はヤマメやイワナを釣るフィールドを想定し、各モデルごとにコンセプトを決め、そこに求められる強さやアクションを追求して作られてきたシリーズ。
昨今主流となっている日本のキャスティングスタイルやリーダーシステム、また各地域で異なるフィールド環境やシステムの違い、さらには従来の「Jストリーム」ユーザーからのフィードバックを考慮してアクションやパワーを設定。
その結果二代目「Jストリーム」はややパラボリックなアクションの初代と比較すると総じてややファースト寄りになり、アンサンドフィニッシュを採用した効果と相まってパワフルで投射性に優れたアクションに仕上がっている。
●価格 3万2,000~3万3,000円(税別)
●ラインナップ 7フィート9インチ#2~8フィート#4(全5モデル)

ユーフレックス『インファンテ NSF (渋谷直人モデル)』

渋谷直人氏監修のロングリーダーティペット入門ロッド
6ピースは仕舞寸がコンパクトで源流系の釣りにも最適。さらにフェルールの張りを利用してロングリーダーシステムもなんなくコントロールできるロッドに仕上がっている。もちろんロングリーダーシステムでなくてもOK。
●価格 3万5,000円(税別)
●ラインナップ 7フィート7インチ#3~8フィート1インチ#4(全3モデル/全て6ピース)

ORVIS 『クリアウォーター フライロッド』

お手ごろな価格で好評のシリーズがリニューアル
ブランクのデザインもフラッグシップモデルで培った技術からのフィードバックを投入。それでいて従来のシリーズ同等の価格を維持し、高いコストパフォーマンスを誇る1本。

シングルハンドはフレッシュウォーターモデル10機種、ビッグゲームモデル9機種の全19機種。ツーハンドモデルは全8機種のラインナップ。

さらに各モデルは渓流用低番手のミディアムアクションから、中番手のミディアムファーストアクションとビッグゲームのファーストアクションというように、それぞれのモデルに最適なアクション設定がされている。
●価格 2万6,000~5万円(税別)
●ラインナップ シングルハンド/7フィート6インチ#3~9フィート#12(全19モデル) ダブルハンド/11フィート4インチ#3~15フィート#10(全8モデル)/

ROSS ハイコストパフォーマンスのMade in USAリール

他に類を見ない複雑で美しいデザインと機能の融合
スプールはROSSが培ってきた最先端の切削加工技術により強度を高め、ハンドルには超軽量で濡れても滑らないキャンバスフェノールの削り出しを採用している。スプールリリースもトラブルフリー&メンテナンスフリーとなり、淡水海水問わず使用可能。

ROSS REELのバックグラウンドであるコロラドロッキーの山々が刻されたフレームが目を引く1台。ROSSのデザインに収まるコンポジットドラグシステムはより強力に改良されている。
●価格 3万7,000円(税別)
●カラー マットブラック、プラチナム
●ラインナップ #4/5、#5/6、7/8の3モデル

LOOP 『Qフライリール』

ループのLをまとった洗練された北欧デザインのリール
洗練されたデザインと基本性能をリーズナブルな価格で実現。アルミダイキャスト製。上位機種にも採用されている定評の「パワーマトリックスドラグ」を搭載し、大型化されより使いやすいドラッグ調整ノブ、つまみやすい巻き取りハンドルを採用。

スプールはラインの巻き取り性能を向上させるV底スプール。スプールを外す際はハウジングに組み込まれたスクリューを緩めるだけで外せる画期的な構造によってパーツを紛失するリスクがなくなった。
●価格 1万9,000~2万3,000円(税別)
●ラインナップ #4-6、#6-8、#7-9、#8-11

サイエンティフィック・アングラーズ(SA)
『アトランティックサーモンショート シングルハンド』

スペイキャスティングがより軽快に、そしてより身近に
9~9.5フィートのシングルハンドロッドを想定し、ヘッド全長をその約2.5倍である22.5フィート(6.9m)~24.5フィート(7.5m)に設定。シングルハンドの5~8の番手に合わせて190グレイン(12g)~280グレイン(18g)がラインナップされている。

今までバックスペースがなくて攻略できなかったポイントでも、シングルハンドロッドで容易に、そして軽快にキャストできるようなデザインとなっている。小規模な本流やオーバーハングのある湖岸のポイントでその威力が発揮されるはず。
●価格 7,900円(税別)
●シンクレート フローティング(F)、スローインター(SI)、シンク1/シンク2(S1/S2)、シンク2/シンク3(S2/S3)

サイエンティフィック・アングラーズ(SA)
『アトランティックサーモン 朱鞠内スペシャル』

イトウに出会うためのフライライン
朱鞠内湖でガイドを営む杉坂隆久さんのアイデアを元にデザインされたのがこのライン。水位の増減が激しくバックスペースが限られるポイントが多い朱鞠内湖でイトウ用の大型フライをキャストしやすいようデザインされている。

ベースになったのは『アトランティックサーモンショート』DH8/9、520グレイン。もともとショートで投げやすいこのラインを、ウェイトを変えることなく全長を35フィート(10.7m)から32.5フィート(9.9m)にギュッと短縮。これにより取り回しのよいショートロッドでも扱いやすく、またターン性も向上したラインに仕上がっている。限定生産。
●価格 1万4,000円(税別)
●ラインアップ
シャローキット……インターミディエイトボディー(400グレイン)+クリアーティップ、タイプ3ティップ(ともに12フィート120グレイン) の1ボディー2ティップセット
ディープキット……タイプ2ボディー(380グレイン)+タイプ3ティップ(14フィート140グレイン)、タイプ6ティップ(13フィート140グレイン)の1ボディー2ティップセット

サイエンティフィック・アングラーズ(SA)
『ティムコ50周年記念ウルトラ』

ベーシックな”ウルトラ”テーパーをスペシャルなカラーとプライスで
『フリークエンシィ・トラウト』と同じベーシックなテーパーを持つこのラインは、日本のフライフィッシングシーンにおいて最も汎用性の高いフライラインとしてラインナップ。ラインカラーはクラシックテイストと現実的な視認性を両立させたミントグリーン。パッケージはこのためにデザインされたスペシャルカートンとなっている。

ティムコの歴史を語る上で欠かすことのできないパートナーScientific Anglers社(アメリカ)の全面協力のもと、開発に至り、感謝価格を実現した。全長85フィート、先端ループ、ラインカラーはミントグリーンで、限定生産となっている。
●価格 5,000円(税別)

サイエンティフィック・アングラーズ(SA)
『テクスチャアド シューティングライン』

ライン表面に摩擦抵抗を減らすための加工を施したシューティングライン
テクスチャアドシューティングラインがリニューアル。先端15フィートが本体よりやや太いハンドリングセクションとなっている。先端ループは8インチ(約20㎝)あり、シューティングヘッドがコイル状のまま交換可能。全長は120フィート。いずれもフローティング。
●価格 8,300円(税別)
●ラインナップ 032(φ0.81mm/20lb)、035(φ0.89mm/25lb)

サイエンティフィック・アングラーズ(SA)
『フローティング シューティングライン ST+』

2019年SA史上もっとも細いシューティングライン『モノコア0.019″』が登場
日本向け特注のフローティングシューティングラインに(直径)0.019インチが登場。コーティングには好評のST+を採用し、「耐久性」という細糸の弱点を克服している。モノコアのためハリがあり細糸にありがちな絡みやすさという弱点も同時に解決している。

なおモノコアおよび極薄のコーティングという特性上、その浮力は限定的なので浮力を強化したい場合は「ティムコ・リバイタライザー」の継続的な使用がおすすめ。

全長は100フィート。0.028インチはブレイデッドコアのみ、0.019インチはモノコアのみ、0.022、0.025インチはそれぞれの太さにブレイデッドコアとモノコアが有る。
●価格 5,600円(税別)

2018/12/17

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最新号 2024年12月号 Early Autumn

【特集】マスのきもち

朱鞠内湖のイトウ、渓流のヤマメ、イワナ、忍野のニジマス、九頭竜川サクラマス本流のニジマス、中禅寺湖のブラウントラウトなど、それぞれのエキスパートたちに「マスのきもち」についてインタビュー。

色がわかるのか、釣られた記憶はいつ頃忘れるのか、など私たちのターゲットについての習性考察していただきました。

また、特別編として、プロタイヤーの備前貢さんにご自身の経験を、魚類の研究に携わる、棟方有宗さんと高橋宏司さんに科学的な見地から文章をいただいています。

みなさんの情熱が溢れてしまい、今号は16ページ増でお届けします。

「タイトループ」セクションでは国内のグラスロッド・メーカーへの工房を取材。製作者たちのこだわりをインタビューしています。


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