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巨大ストマックポンプの作り方

1つ持っていても損はありません!

黒石真宏=解説

カバンから取り出されたのは、ギョッとするほど巨大なストマックポンプ。
写真上のものが全長約34cmで、写真下の通常タイプがまるでお子様用に見えるくらい。
湖だけでなく、本流の大型マス、北海道の海アメ、海サクラ、バチ抜けシーバスなど、使いどころはいろいろありそうです。
黒石さんはこれを使って、中禅寺湖でひとり楽しんでいるそうで、
これだけの情報社会ですが、魚の胃内容物はやはり自分で確認するのがよいようです。


《Profile》
黒石真宏(くろいし・まさひろ)
1958年生まれ。東京都目黒区在住。
桂川忍野でのマッチング・ザ・ハッチに精通。フライフィッシャー誌での連載で、当時ほとんどの人が気づいていなかった水生昆虫のハッチや魚の食性を紹介した。現在は忍野だけでなく、長野県・犀川、栃木県・中禅寺湖など特色の違うフィールドでも楽しんでいる。

◆関連動画
ENDLESS FLOW
黒石さんに忍野での釣りを解説していただきました。

まずは作り方を解説!


用意するもの

ケミカルスポイト
(ここでは完成品の全長が約39cmのタイプをLサイズ、全長約34cmのタイプをMサイズとします)
Lサイズ用=50ml
Mサイズ用=20ml

◆購入できるサイト
AXEL

ゴムスポイト
RS-009 容量100ml

◆購入できるサイト
AXEL

シリコーン樹脂の接着剤、サンドペーパー、ハサミ

ビニールテープ

作り方

1.ケミカルスポイトの先端をカット。テーパーが始まるくらいのところでカットするとよい。

2.ハサミでカットするとバリが出るので……

3.サンドペーパーで先端を滑らかにする。

4.これで魚の口にも心地よく入れられる。

5.反対側のスポイト部分をカットする。ちょうどラインが入っている直前がよい。

6.ゴムスポイトの口をカットする。結構硬いので注意。

7.ビニールテープをケミカルスポイトに数回巻いて、太さをゴムの口に合わせる。

8.ゴムの口とケミカルスポイトが密着すればOK。

9.ゴムをセットするとこんな感じになる。

10.接着剤をケミカルスポイト部分に塗布する。

11.ゴム部分に入れる。

12.さらに外側に接着剤を塗布する。たっぷり着ける。

13.接着剤の表面をなめらかにする。

14.ゴムとケミカルスポイトの断面をしっかり塞ぐように。

15.吊るした状態でほぼ丸1日放置して、接着剤が硬化したら完成。

「これを使っていいことありました?」インタビュー



作ったきっかけを教えてください。

これはマス用として作りました。大きいマスが釣れた時に通常のサイズではうまく取れないし、マスの歯で怪我をした友人もいましたから(笑)。

前から欲しいなって思っていたのですが、どうやって材料を組み合わせればよいかが分からなくて。まあ、東急ハンズでたまたま大きなスポイトを見つけた時に、これでゴム球を着ければできるなってやってみたらできちゃったんです。

今までどこで使いましたか?

栃木県・中禅寺湖や長野県・犀川、あと北海道でも使いましたね。使い始めて1シーズンですね。

使ってみていかがですか?

そうですね、やっぱり発見はありますよね。抜いてみなければ分からないことがあります(黒石さんは胃内容物を採取することを「抜く」と表現します)。

10回のうち9回は全然大したことないんですけれど、10回のうちに1回におっ!となるような発見があれば、もういただきじゃないですか。

みんなが知らないことが分かるというだけで、釣果に繋がるといいますか。人の知らないフライで、人の知らない釣り方で釣れて、まあ、嫌味な話、一人だけでウッシッシ、ということですよね(笑)。

その具体的な内容は教えていただけませんか?(笑)

そのうち取材受けてもいいですけど、今はちょっと……(笑)。もう少し楽しませてください(笑)。

それはやはりストマック見てみなければわからないことでしたか?
なんとなくそうかな、とは思っていましたけど、ストマックを抜いてみると、「あ、やっぱりな」ということはありますよね。

あとはストマック抜いて、ある発見をして、じゃあ今度こういうフライを巻いてきてみようかな、と思ってうまくいく時もありました。

このエピソードについて編集部員には教えていただきましたが、これぞフライフィッシングというような、すばらしい話でした!

胃内容物にこだわるのは忍野での経験が大きいのでしょうか?

忍野はやはりストマックポンプなしには語れない、という部分がすごく多かったですからね。それは自分のフライフィッシングのベースになっていることですよね。

使い方は普通のと同じですよね?

まったく同じですね。

一応説明すると、先に水を少し吸っておいて、魚の口に挿入して、胃袋に届いたな、というところでポンプに吸い込んでいた水を胃袋にいったん入れます。そこで多少クチュクチュといった感じで胃内容物をほぐすというか水をいれて軟らかくして、それを吸い戻すということですね。

これをSNSで公開したところ、海アメ釣りの人とか、大ものを釣っている人からは反響がありました。魚が50cm超えないとかわいそうなくらい大きいポンプですし、完全にマニア向けですよね(笑)。でも、大きい魚を釣って、そいつが食べていたものを確かめたいという人は実は多いと思います。






2018/4/10

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