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海人スタイル奄美

質のよいエルクヘアの選び方

普段のタイイングでも「何となく」使うのは避けたいところ。

村島徳治=解説
「アクロポリス」では、マテリアルは、自分の目で確かめたものだけを入荷している。店内ではパッケージから出してボックスに入って販売されているので、手にとって質感を確かめやすい

獣毛はドライフライを中心としたパターンに欠かせない素材だが、普段のタイイングでも「何となく」使うのは避けたいところ。使用頻度の高いマテリアルこそ明確な目的を持って巻くことで、フライはもっと美しくなる。
この記事は2014年2月号に掲載されたものを再編集しています。

《Profile》
村島 徳治(むらしま・のりはる)
群馬県前橋市在住。フライショップ「アクロポリス」店主。北関東の渓流をホームグラウンドとし、ドライフライやニンフの釣りで川をめぐる。バンブーロッドにも造詣が深い。
●アクロポリス www.bamboorod.jp/

獣毛の適材適所

エルクヘア、ディアヘアといった獣毛は、ドライフライのマテリアルとしてCDCやシンセティック素材にやや押され気味ではあるが、現在も欠かせない素材であることは、これからも変わらない。

これらのマテリアルの最大の特徴は中空構造のファイバーをもつということ。浮力があり、フォルム整えやすく、さらに手軽に誰でも使えるマテリアルの一つでもある。過去の素材ではなく、まだまだ未知数の実力をもつヘア。

逆にこれからも新しい使い方が生み出されていくのではないかと思う。ただ残念なことに、手に入りやすいマテリアルではあるが、良質なものは少なくなってきているので、その中でもより確かなものを選びたい。
※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。

2024/2/5

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最新号 2024年12月号 Early Autumn

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色がわかるのか、釣られた記憶はいつ頃忘れるのか、など私たちのターゲットについての習性考察していただきました。

また、特別編として、プロタイヤーの備前貢さんにご自身の経験を、魚類の研究に携わる、棟方有宗さんと高橋宏司さんに科学的な見地から文章をいただいています。

みなさんの情熱が溢れてしまい、今号は16ページ増でお届けします。

「タイトループ」セクションでは国内のグラスロッド・メーカーへの工房を取材。製作者たちのこだわりをインタビューしています。


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