第21回 フェザントテイル・ニンフ
定番ニンフのマテリアル
嶋崎 了=解説
21回目となる今回から、ニンフの基本的なタイイングテクニックを紹介します。まずは汎用性の高いパターンとして知られるフェザントテイル・ニンフの巻き方を通じて、フェザントテイルの扱い方を解説します。

1965年生まれ。江戸川区在住。フライ歴35年。
渓流を中心に、本流、湖もオールラウンドに楽しんでいる。
ティムコ社フライ用品開発担当として、『TMCバイス』、『TMCアジャスタブルマグネットボビン』、『Jストリーム』シリーズなど主要製品を数多く手がける。
フェザントテイルについて教えてください。
フェザントテイルはテイル、ボディーなどさまざまな部位に使える素材です。汎用性が高く、かつ手ごろな値段で入手しやすいのも魅力ですね。特にフェザントテイル・ニンフは巻き方も簡単で、よく釣れるパターンとして人気があります。
まず、マテリアルを選ぶ場合は、ファイバーの長さが揃っている、きれいなフェザーのものを目安にするとよいと思います。巻き方で特に難しい点はありませんが、やはり良質なマテリアルほど巻きやすいと思います。
ちなみにフェザントテイル・ニンフに使用する場合は、特にファイバーの裏表を気にすることはないでしょう。また、強いマテリアルではないので、ニンフのボディーなどに使用する場合は、ワイヤーのリブと合わせてタイイングするのが無難です。
ナチュラルカラーが基本ですが、オリーブやオレンジなどのカラーもあり、ニンフに巻く場合はブラックもよく釣れます。

フェザントテイル・ニンフのタイイング例









2018/8/6