フィールドガイド【新潟県/三国川】
山深いエリアに切れ込む魚野川の支流
浅妻 勝=解説 豪雪地帯でもある三国川は、例年6月以降の雪代が明けてからがシーズンになる三国川ダムを境に源流と本流に渓相が一変。最もポピュラーで釣果が見込めるダム下の流れを紹介。
◆『新潟「いい川」渓流ヤマメ・イワナ釣り場』より
《Profile》
浅妻 勝(あさつま・まさる)
新潟県在住。渓流釣り歴は20年以上。新潟、福島、山形エリアの渓流に詳しく、夏場には源流域へも足を運ぶフライフィッシャー。「釣れた」ではなく、「釣った」と思えるような釣りを目指してフライフィッシングを楽しんでいる
浅妻 勝(あさつま・まさる)
新潟県在住。渓流釣り歴は20年以上。新潟、福島、山形エリアの渓流に詳しく、夏場には源流域へも足を運ぶフライフィッシャー。「釣れた」ではなく、「釣った」と思えるような釣りを目指してフライフィッシングを楽しんでいる
フライにも適したダム下のエリア
三国(さぐり)川は下津川山から流れ出る銅倉沢と、本谷山から流れ出る内膳沢が合流して始まる。これより下流の鉄砲平で栃ノ木沢、十字峡で右岸から黒又沢、左岸から下津沢が合わさり流れを増し、3㎞あまり流下し、しゃくなげ湖の名を冠した三国川ダムへと注いでいる。ダム下流では、野中で野中沢、宮で五十沢川が合流して、南魚沼市津久野で魚野川へと流れ込む。
ダム下は、イワナとヤマメの混成域。魚野川本流より遡上する大型魚も多い
三国川の釣り場は、その水系すべてといってもよい。大まかに分けると、魚野川合流から三国川ダムまでの工業地帯と田園地帯を流れる落差の少ない本流部と、代表的な支流となる五十沢の下流域。
ダム下のエリアは比較的開けた渓相で、伸び伸びとラインを伸ばせる
そして、しゃくなげ湖バックウオーターから十字峡までの本流と黒又沢、下津川の下流域。入渓するには知識と経験の必要な本支流の源流域だ。
ダム上本流と源流域及び各支流は、私自身があまり釣行を重ねていないため、ここでは最もポピュラーで釣果も見込めるダム下の本流について詳しく解説したい。
◆掲載しているフィールドガイドは、単行本『新潟「いい川」渓流ヤマメ・イワナ釣り場』に掲載されています!
『新潟「いい川」渓流ヤマメ・イワナ釣り場』
購入・お問い合わせはこちら
2018/9/12