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アカサカ釣具

表紙を飾った、あのリールの細部は?

100年前の『Perfect』&『Bouglé 』

FlyFisher編集部=写真と文
名品は、箱もまた堅牢

『FlyFisher』2018年 Early Spring の詳細はこちら

2018年1月に発売された季刊『FlyFisher』で表紙を飾ったのは、1890年ごろに製作された、ごく初期のハーディー「パーフェクト」。

誌面では表紙も含めわずかに2カットしか掲載できなかった。しかも同時に持ち主の方よりお借りした「ブグレ」に至っては、細部まで分かるようなカットはない……。

そんなところで「その細部をこそ見たい!」というお声もいただき、読者の方々の玩物喪志ゴコロをさらにくすぐるべく、ここではきちんと細部まで分かるように複数のカットでご紹介しておきたい。

100年以上も前に作られたリールを目にすることは、ほとんどない。この機会に目に焼き付けてみたい。


Perfect <パーフェクト>

トレードマークの刻印もはっきりとしている。この面は誌面でも登場した

こちらが誌面では見えなかった裏側

水辺に立つ男どもの、がさがさにひび割れた指で何度となくいじられたであろうレギュレーター部分。ブリッジ(ガード)は磨かれて、にぶい光を放つ

アーバーにも穴が開けられている。それでも素材の厚みのせいか、ずっしりと重い

金属を曲げただけ、というような無骨なラインガードが、逆に機能美を感じさせる

Bouglé <ブグレ>

誌面では、ほぼオマケのような扱いで紹介されたブグレ。しかしこちらももちろん逸品である。おそらく1900年代のもの

持ち主の方によれば、もしかしたらフット部分は新しい時代のものかもしれないとか

パーフェクトに比べると、レギュレーター周りのデザインは丸みを帯びて、若干洗練されたような……

ブグレの内部。チェックシステムのパーツは時代ごとに変化がある

2018/2/21

つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
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最新号 2024年6月号 Early Summer

【特集】拝見! ベストorバッグの中身

今号はエキスパートたちのベスト/バッグの中身を見させていただきました。みなさんそれぞれに工夫や思い入れが詰まっており、参考になるアイテムや収納法がきっといくつか見つかるはずです。

「タイトループ」セクションはアメリカン・フライタイイングの今をスコット・サンチェスさんに語っていただいております。ジグフックをドライに使う、小型化するフォームフライなど、最先端の情報を教えていただきました。

前号からお伝えしておりますが、今年度、小誌は創刊35周年を迎えております。読者の皆様とスポンサー企業様のおかげでここまで続けることができました。ありがとうございます!


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