LOGIN
アカサカ釣具

犀川(早春)のロッド&ラインシステム

水深と距離で使い分ける6番と8番

杉浦雄三=解説

良型のニジマスやブラウンがねらえる本州でも貴重な本流フィールド、犀川。そんな川の解禁から3月中旬までに有効なタックルを紹介。シーズンが進むにつれて、タックルはライトになっていく。

《Profile》
杉浦雄三(すぎうら・ゆうぞう)
1972年生まれ。愛知県高浜市でフライフィッシングのトータルサポートを行なうショップ「TEAL」を運営。クロダイをねらう海のサイトフィッシングも得意だが、犀川、高原川など中部地方の本流釣りにも詳しい。ここ数年はカナダに足を運び、スティールヘッドをねらっている。
●TEAL www.teal-flyfishing.com

ロッド

沈めたい水深と距離で選んでいる。沈めたい時、飛ばしたいポイントでは8番(12フィート9インチ)を使う。解禁当初のメインは8番。ただ6番(11フィート)のほうが手返しがよいので、6番でカバーできる場合は、こちらをチョイスする。3月後半から4月になれば6番がメインになる。

フライライン

シンクティップを使うのは解禁当初から3月いっぱいくらいまで。
8番を使用する場合は、『TEALディープシンキングティップ』の4もしくは3がメイン。一方6番使用の場合は、『TEALディープシンキングライトティップ』1もしくは2を選択する。

リーダーシステム

リーダーは8番タックルでは0X、6番タックルでは1X。でいずれもナイロンの9フィートを使用。比較的細いティペットを結ぶので、伸縮性のあるナイロンを使い、ショックを吸収してくれることをねらっている。ティペットには0~2Xのフロロカーボンを接続。ストリーマーの場合は1.5m前後、ウエットフライの場合は60cm前後に調整している。

ハッチ&フライ

フライは、ストリーマーではチューブフライ(全長5cm)やツイストピーコック(#6)など比較的大型のパターンを使用。ウエットフライはそれよりも小型で#10前後のメイフライを使用している。
T-tube.S
水量が少なく、水深もあまりないポイントで使用。ラン後半のヒラキにかけて使う。魚の警戒心が高い時にもおすすめ


ダブルウイング・メイ
メイフライが出始めた時期の犀川や宮川など、各地の本流で使用。瀬の中の釣りも効果的



2018/3/1

最新号 2025年12月号 Early Autumn

【特集】REAL REEL LOVE リールへの愛について

ご存知のとおり、フライリールの機能というのは多くの場合それほど重要ではなく「ただのイト巻き」という側面が大きく、それゆえ人がリールを気に入る背景には、極めて個人的で偏愛に満ちたストーリーが存在します。
それは、万人が認める美しく優れたものだけでなく、自分が触れて快適なものでよいはず。「美」よりも「快」。人生が滲み出る、リール愛のカタチを紹介します。

このほか、第3回を迎えた細かすぎる!タイイングのベイシックでは、パラシュートパターンを中心に解説。
天草・無人島のクロダイのサイトフィッシングや佐藤成史さんの魚の撮影法なども紹介します。


Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com

 

NOW LOADING