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ささきつりぐ

杉浦流本流ギア

道具類は腰回りとバックパックに

杉浦雄三=解説
犀川、宮川などを中心に本流のガイド、スクールも行なっている杉浦雄三さん。今回は、そんな彼がいつもの釣行で使用しているギア類をピックアップ。シーズン中、ほとんどの日に川に立つ名手の道具をご紹介します。
《Profile》
杉浦 雄三(すぎうら・ゆうぞう)
愛知県高浜市でフライフィッシングのトータルサポートを行なう「TEAL」を運営。クロダイをねらう海のサイトフィッシングも得意だが、犀川、高原川など中部地方の本流釣りにも詳しい。ここ数年はカナダに足を運び、スティールヘッドをねらって腕を磨いている
●TEAL www.teal-flyfishing.com/

ギアを車から出した状態。濡れ物は取っ手付きのプラスティック収納ボックス(トートバック状のもの)に放り込んでおく。ボックスはコストコで購入。

どさっと入れておく。取っ手付きにしている理由は車から宿に簡単に持ち運べるため。解禁当初は、車の中に入れっぱなしにしておくと朝、凍ってしまうから。

ボックスの中にはウエーディングシューズ、ウエーダー、手袋、ベルトが収納されている

ウエーディングベルトのアップ。右からプライヤー、ウエーディングスタッフ、ランディングネット。

キーバックチェーンがランディングネットとウエーディングスタッフにつけられている。

最近ベストを着ないので、ネットはオリジナルのスプリングタイプを愛用。

本流でもプライヤーはバーブを潰すなど、以外に重宝する。

ウエーディングシューズはフェルト+スパイクを愛用。ちなみに、スパイクは3mm×8mmの鍋頭のステンレス・タッピングネジ。このように片足12本ずつ打つのが今までの経験上もっとも滑りにくい

ウエーダーを履いたらSSTジャケットを着用

防水のバックパックを背負って釣りをする。予備のリーダー、ティペット、自撮り用三脚、タオル、財布などを収納。また、空気が入るので、万が一川で転倒しても浮き輪のようになる。

バックパックの左側のショルダーベルトには上から、防水赤外線温度計、クリッパー、フライパッチ、ティペット、カラビナ付きクリップを装着している。

フライパッチはそのランで使うフライをあらかじめセットしている。

立ち込みながらシンクティップを交換する時などにラインをちょっと挟んでおくためのカラビナ付きクリップ。相当な便利グッズ。

右側は防水コンパクトカメラ。撮りたい時にすぐ出せるように、防水カメラを外に出しておく

ストリーマー用とウエット用のフライボックス2つとシンクティップワレットを2つジャケットに入れる。シンクティップは重いものと軽いものに2種類を分けて携帯する

ジャケットの胸ポケットにフライボックス、脇のポケットにワレットを収納


ポイント移動する時のフライのセット方法。リードフライはスネークガイドに引っ掛ける。

リーダーをリールに回してから、ドロッパーはグリップの先端に軽く刺しておく。こうするとドロッパーは暴れない


2018/3/23

つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
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最新号 2023年12月号 Early Autumn

【特集】尖ってるドライフライ

今号では、編集部が「面白いな」と感じた渓流用のドライフライのタイイングと考え方を紹介します。取り上げるのは、パラシュートスパイダー、エルクファンタジィ、丹沢スペシャル、マジックバレット、里見パラシュート、ヨッパラ、特殊部隊の7本です。これらを並べてみると、みなさん気にかけているのは、耐久性、浮力の持続性だけでなく、「誘い」であることがわかります。水面の流れより遅く流れる、フライそのものが揺れる、マテリアルが揺れる、などさまざまですが、いわゆるナチュラルドリフト以上の効果を明確にねらっているものがほとんど。来シーズンに向け、ぜひ参考にしてください。
またウォルト&ウィニー・デッティ、ハリー&エルシー・ダービーに関するフライタイイングの歴史、そして、『The Curtis Creek Manifesto』(日本ではご存知、『フライフィッシング教書』として翻訳されています)の作者、シェリン・アンダーソンについても取り上げています。


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