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【タイイング】速乾性を巻く。

水を弾き、よりドライに釣るためのパターン

北角勝、天海崇、田中祐彦、小野田祥一=解説
ボディーのグースバイオットは水切れもよい

タイイング時のちょっとした手間が、実は浮力のあるフライとなって、スムーズな釣りを約束する。濡れても沈まない、夏用フライを巻く4つのヒント。

この記事は2012年8月号に掲載されたものを再編集しています。

ドライフライが沈んできたかなと思ったら、その都度水分を取るなどのケアをして、キャストし直さなければ、フライ本来の効果が得られない。しかし山岳渓流の連続した落ち込みを探る釣りや、雨中の釣りなどといった、通常よりもフライが沈みやすい場面では、その手間が煩わしくなることもしばしば。

フロータント云々ではなく、実は、フライのマテリアルや構造にちょっと気を遣えば、そんな問題は解消することが多い。たとえば水を吸収しにくいマテリアルを使う、フライの水切れをよくする、素材自体に浮力のあるマテリアルを取り入れる、中空構造にして浮力を持たせる……といったものだが、これらの方法を用いたフライなら、フォルスキャストだけで浮力を取り戻すことができ、また、魚を釣りあげた際も、その後すぐに浮力を復活させやすい。

もちろん、これらのフライにもフロータントを塗布すればさらに高い浮力を得られるわけだが、その効果を最大限に発揮させるという意味でも、タイイング時のワンポイントが大きな意味を持ってくる。ここでは、そんな浮力の持続性にこだわった、エキスパートたちのヘビーローテーション・パターンとともに、タイイングのコツを紹介する。

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2023/12/6

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最新号 2024年12月号 Early Autumn

【特集】マスのきもち

朱鞠内湖のイトウ、渓流のヤマメ、イワナ、忍野のニジマス、九頭竜川サクラマス本流のニジマス、中禅寺湖のブラウントラウトなど、それぞれのエキスパートたちに「マスのきもち」についてインタビュー。

色がわかるのか、釣られた記憶はいつ頃忘れるのか、など私たちのターゲットについての習性考察していただきました。

また、特別編として、プロタイヤーの備前貢さんにご自身の経験を、魚類の研究に携わる、棟方有宗さんと高橋宏司さんに科学的な見地から文章をいただいています。

みなさんの情熱が溢れてしまい、今号は16ページ増でお届けします。

「タイトループ」セクションでは国内のグラスロッド・メーカーへの工房を取材。製作者たちのこだわりをインタビューしています。


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