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Little Bell

オオマダラ戦記 vol.2 中国地方

スーパーハッチと尺アマゴのフライ選択

渋谷直人=写真と文

九州のライズの名川、川辺川に引き続き向かったのは中国地方。ここでもたくさんのオオマダラカゲロウのハッチが見られたが、そんな状況でも展開を読んで釣りを組み立てなければ、そう簡単に尺アマゴはフライをくわえてはくれないのだ。

《Profile》
渋谷 直人(しぶや・なおと)
1971年生まれ。秋田県湯沢市在住。バンブーロッド・ビルダー。地元の伝統工芸である漆塗りの職人として生活しながら、自ら制作するバンブーロッドと全長20フィートを越えるロングティペット・リーダーで尺ヤマメを追い求める。鋭い観察眼から生まれる理論やフライパターンも注目に値する。
●公式ホームページ www.kawatsura.com/
 

暴風の中のスーパーハッチ/島根県・高津川

川辺川の興奮も冷めないまま、近年続けて通っている広島でスクールを開催させていただいた。土日で趣向の違うメンバー入れ替えのスクールだったが、沢山の方々に集まっていただき感謝である。

それぞれのレベルで意義のあるものになってくれていると嬉しいのだが、どうだったのであろうか。このようなイベントは次回があれば良しで、無ければ僕の努力不足と思うようにしているが、毎回全力で可能な限り伝えようとしているので、結果はしかたがないくらいの気持ちでは挑んでいる。

4月14日土曜日は数名の常連メンバーでの島根スクールであるが、実はオオマダラのタイミングに合わせた僕のハッチ予想確認でもある。ポイントも僕が勝手に選んで、朝からデモを行ないながら上級者向けの説明をした。25cmくらいの綺麗なヤマメが2尾出て、条件は良さそうである。

そこから個人的に20分交代くらいで釣りあがったが、やはり反応もライズも増えてきておもしろいスクールになった。お昼には雨が降り出し、オオマダラの予感がしたので下流に移動した。この雨がまた暴風雨になってしまい、道の駅の屋根の下でお昼を食べてから川に降りることになった。

プールは波立つくらいの風で、風速は軽く10mは超えている。しかし、と言うかやはり、このタイミングでオオマダラのスーパーハッチが起こったのだ。
高津川にて。暴風になる直前にライズが多発! このプールは尺の実績が多い。この下流から、ダムに水を取られて水量が減るため、ここから5km程がよい規模の本流になる

※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。


2018/6/14

最新号 2026年3月号 Early Spring

【特集1】ルースニングNEO
【特集2】リール愛について2

冬季釣り場の拡大により、もはや「シーズンオフ」は存在しなくなったといってよいでしょう。ドライフライでのミッジング、スーパーライトなゼロGニンフィング、本流で行なうルースニングと、この時期(だけのものではないですが)の釣りをいくつか紹介しています。

2つめの特集として、前号から持ち越した「リール愛」。ロッドとの組み合わせのこだわり、ビンテージ感への思い入れなど、やはりフライフィッシャーの個性が際立つ誌面になっています。

このほか、ついに最終回を迎えた「細かすぎる!タイイングのベイシック」では、コノバー、ヘアウイングダンなどを解説。そして備前貢さんによる「フライフィッシングお伽噺 at オホーツク。」はこの釣りのワンダーが詰まった、すばらしく楽しい読み物です。

タイトループセクションは「カルフィルニア・ネイティブの守りかた」と題して、カリフォルニア州魚類野生生物局の取り組みのレポートを寄せていただきました。


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