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アカサカ釣具

Local Flies07:東北の渓流用ドライフライ

渋谷直人さんの7本

岡村享則、長谷川靖哲= 写真
渋谷直人(しぶや・なおと)
秋田県在住。漆塗りの伝統工芸士であり、バンブーロッド・ビルダー。大ヤマメねらいにこだわり、シーズン中はフィッシングガイドとして、毎日のように渓を案内する。


ぶら下がりフライングアント



 サイトフィッシング初期はこのフライの出番が多い。それほどスレていない場合は、水面直下のアントへの反応が抜群によい。ポスト以外はツバなどで濡らして水面下に入るように調整して使用する。フライ自体は小さいが、魚の反応は絶大なため、見切られた場合はすぐに交換したほうがよい。アブドメンは瞬間接着剤を効果促進剤で固め、本物のアリのように硬質感のあるボディーから毛がわずかに出た状態にしている。


・フック……TMC212TR #17~21
・スレッド……10/0・ブラック
・アブドメン……スーパーファインダビング・ブラック
・ウイング……ズィーロン・ブラウン
・レッグ……ヘンネック・ブラック
・ポスト……CDCナチュラル・ホワイト
・ソラックス……スーパーファインダビング・ブラック


フライングアントソラックス



 サイトフィッシング用のローテーションに使う高浮きのフライングアント。ハックルも順巻きにして上下はカットしないで、フックまでフロータントを施すことが多い。大ヤマメはフックポイントを見て嫌うことが多く、最終的にこのフライで食わせたことが一番多いような気がする。状況に合わせて、右のぶら下がりフライングアントと使い分けている。


・フック……TMC212Y #17~21
・スレッド……10/0・ブラック
・アブドメン……スーパーファインダビング・ブラック
・ウイング……CDCスポッテッドダン
・ハックル……コックネック・ダイドブラック
・ソラックス……スーパーファインダビング・ブラック


※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。







2022/5/23

つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
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最新号 2023年12月号 Early Autumn

【特集】尖ってるドライフライ

今号では、編集部が「面白いな」と感じた渓流用のドライフライのタイイングと考え方を紹介します。取り上げるのは、パラシュートスパイダー、エルクファンタジィ、丹沢スペシャル、マジックバレット、里見パラシュート、ヨッパラ、特殊部隊の7本です。これらを並べてみると、みなさん気にかけているのは、耐久性、浮力の持続性だけでなく、「誘い」であることがわかります。水面の流れより遅く流れる、フライそのものが揺れる、マテリアルが揺れる、などさまざまですが、いわゆるナチュラルドリフト以上の効果を明確にねらっているものがほとんど。来シーズンに向け、ぜひ参考にしてください。
またウォルト&ウィニー・デッティ、ハリー&エルシー・ダービーに関するフライタイイングの歴史、そして、『The Curtis Creek Manifesto』(日本ではご存知、『フライフィッシング教書』として翻訳されています)の作者、シェリン・アンダーソンについても取り上げています。


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