湖はどこを釣る?│フライフィッシング
水温・風・回遊コースでポイントを選ぶ
白川 元=解説 湖では、自分の釣りを信じてキャストを重ねるためにも、ポイント選びは特に重要な要素春から初夏にかけて湖のフライフィッシングも盛り上がりを見せるが、よく釣る人は、どんな要素を踏まえてポイントを選んでいるのか? 水温や風などから、魚の居場所を読み解いてみる。
この記事は2016年5月号に掲載されたものを再編集しています。
《Profile》
白川 元(しらかわ・げん)
1962年生まれ。都内大手フライショップで30年近く接客を行ない、入門者からベテランまで数えきれないフライフィッシャーを相手にしてきた「アドバイスの超ベテラン」。渓流から海までさまざまなフィールドのフライフィッシングを楽しむが、3月は芦ノ湖にも通う。
白川 元(しらかわ・げん)
1962年生まれ。都内大手フライショップで30年近く接客を行ない、入門者からベテランまで数えきれないフライフィッシャーを相手にしてきた「アドバイスの超ベテラン」。渓流から海までさまざまなフィールドのフライフィッシングを楽しむが、3月は芦ノ湖にも通う。
魚の適水温と湖の水温を知る
トラウトが活発にエサを追う水温(適水温)は8~16℃といわれている。そのなかでもレインボートラウトは12℃前後の時が、一番活性が高いようだ。人気のフィールドを見てみると、芦ノ湖の年間の最低水温は6~7℃、中禅寺湖は3~4℃である。もちろん解禁当初(芦ノ湖は3月、中禅寺湖は4月)は、いずれの湖もその最低水温に近い状態にある。
ポイントを選ぶ際にも、春はまず水温を意識したい。ちなみに、芦之湖漁協ではホームページ(www.ashinoko.or.jp)で水温を含めた近況を日々更新しているので、参考にするとよいだろう。
水温によるポイント選び
その日の水温がトラウトの適水温を下回っている場合は、日の当たりやすい南側に開けた場所が有望になる。特に、水温の上がりやすい日の当たる遠浅のワンドは、小魚も集まりやすく、好ポイントとなる。2024/4/30