春先の小渓流の釣り上がりに
名手のフライボックス【佐々木岳大】
佐々木岳大=解説
名手たちのフライボックスには、様々なヒントが隠されている。彼らがシーズンを通じて愛用しているフライパターンとともに、1軍フライをどのような時に使用しているかについても解説。今回は佐々木岳大さんのボックスを紹介。
この記事は2018年<Early Spring>に掲載されたものを再編集しています。
《Profile》
佐々木 岳大(ささき・たけひろ)
1974年生まれ。神奈川県南足柄市在住。ホームグラウンドは地元の丹沢など。シーアンドエフ社に勤務しており、マッチング・ザ・ハッチの釣りのほか、ドライフライ、ニンフを使った小渓流の釣りも得意としている。
佐々木 岳大(ささき・たけひろ)
1974年生まれ。神奈川県南足柄市在住。ホームグラウンドは地元の丹沢など。シーアンドエフ社に勤務しており、マッチング・ザ・ハッチの釣りのほか、ドライフライ、ニンフを使った小渓流の釣りも得意としている。

ぎっしりと詰まったフライは、ドライからソフトハックル、ニンフまでさまざま。釣り上がり用ではあるものの、基本的にはこれさえあれば、ある程度は羽化絡みのシーンでも対応できるように詰め込まれたボックス。

ミッジング道場のような釣り場の支流などを釣る場合に、保険としてニンフボックスと一緒にデイパックに放り込んでおくことが多いボックス。バリエーションは限られているが、シンプルでペーシックな、あまり魚に嫌われる要素が少ないと思っているパターンを好んで納めている。

●フック:TMC100 各サイズ
●タグ:ドライ用ダビング材・各色
●ボディー:ドライ用ダビング材・アダムスグレイ
●ウイング:ハックルティップ・グリズリー
●ハックル:各種グリズリー・ブラウン・バードジンジャーなどをミックス
●テイル:各種グリズリー・ブラウン・バードジンジャーなどをミックスス
フィメール・アダムズのバリエーション。サイズや色を変えて、季節を問わずパイロットフライとして使用している

●フック:TMC104SP or TMC3769
●ボディー:シルクフロス・イエロー
●リブ:ファインワイヤ・各色
●ソラックス:ピーコックアイ
●ハックル:パートリッジやブラマなど
フタバコカゲロウ、ガガンボ、ヒラタカゲロウなど、春に水中羽化する水生昆虫に合わせてよく結ぶパターン

●フック:TMC2488などのカーブドシャンク
●ボディー:ベネッキ ウルトラファインスレッド・各色
●ビーズヘッド:フックに合った各サイズ・各色
●リブ:ファインワイヤ・各色
スムースに沈下するので使いやすい。巻くのも簡単なので、いつもボックスに入れている
2019/1/6