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Bibury Court

濵野勝 フライキャスティング論

ラインのたるみを抑制するために

山本克典=文、奥井隆史=写真

《Profile》
濵野 勝(はまの・まさる)
はまの・まさる。23歳の時にキャスティング競技へ出場。成績は揮わなかったが、逆にそれが発奮材となり、2回目からいきなり入賞を果たす。シングルハンドディスタンスの自己最高記録は72m(強風により非公認)。スクールはシーズンオフに行なっており、詳しい日程や料金についてはtomo-nanoda@nifty.com(小田原キャスティングスクール代表、吉田智夫さん)宛にメールで連絡を



この記事は2019年Early Summer号に掲載されたものを再編集しています

理想は「たるみ」がないピンと張った状態。ラインの重さをもれなくロッドに乗せたい

 僕の場合、フライフィッシング論、というほどではないですが、フライキャスティングで重要なのは、バックキャストの精度を上げることだと考えています。もう少し付け加えさせてもらえるなら、ループは発生後に修正はできないので、ループが発生するまでが重要だと思います。

 そのために今取り組んでいるのは、空中のフライラインの「たるみ」の対策について、トライ&エラーを繰り返しています。


「たるみ」の改善で得られるメリットとは?

 フライラインは細長く、風などの影響を受けやすいため、どうしてもたるみが発生しやすいですよね。このたるみをいかに抑制するかが課題です。

 それというのも、たるみの改善方法が何パターンかあるような気がしていて、どういったアプローチで実践していくかを試行錯誤しながらやっています。

 11番ロッドにあえて5番ラインを乗せて投げる練習をしているのも、その一環です。

※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。


2024/5/13

最新号 2025年12月号 Early Autumn

【特集】REAL REEL LOVE リールへの愛について

ご存知のとおり、フライリールの機能というのは多くの場合それほど重要ではなく「ただのイト巻き」という側面が大きく、それゆえ人がリールを気に入る背景には、極めて個人的で偏愛に満ちたストーリーが存在します。
それは、万人が認める美しく優れたものだけでなく、自分が触れて快適なものでよいはず。「美」よりも「快」。人生が滲み出る、リール愛のカタチを紹介します。

このほか、第3回を迎えた細かすぎる!タイイングのベイシックでは、パラシュートパターンを中心に解説。
天草・無人島のクロダイのサイトフィッシングや佐藤成史さんの魚の撮影法なども紹介します。


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