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「FFラボ」新作フロータントを紹介!

『Pre Dip Liquid 2』、『F510』

FlyFisher編集部=写真と文

独自に工夫を凝らしたタイイングアクセサリーやフロータント剤をラインナップしている「FFラボ」。瞬間接着剤塗布用のニードルやファー掻き出し専用のニードルなど、タイヤー目線で使いやすいツールをリリースしていますが、今回はそんなアイテムの中から2タイプのフロータントを紹介します。

●FFラボ fly-fishinglabo.com
今回紹介しているフロータントの紹介動画は、上記ウエブサイトで公開中!

FFラボでは、他にも”カユイ所に手が届く”タイイングツールをラインナップ。
下記のアイテムも動画で紹介中!

ピンセット(角度付きでビーズも楽にピックアップ)
Tyingバックグランド(背景をすっきりして、目からタイイングを楽にする)
瞬間ニードル(瞬間接着剤の塗布を1滴レベルで調整)
グリップホルダー(フライの保持に最適な、先端が接地しないタイイング用フォーセップ)
Tying UV(UV樹脂の細かい作業に特化)

『Pre Dip Liquid 2』の使い方


フロータントの多くはフライの使用直前に処理するのが一般的だが、この製品はタイイング直後にドライフライに塗布しておくタイプ。撥水剤は液状のため、各マテリアルの内部まで浸透して撥水性を持たせることができるのが特徴。

『Pre Dip Liquid 2』
タイイングの直後に撥水処理を行なう、高い浮力を持続させるためのフロータント。

タイイングを終えたら、ピンセットなどを使って、ドライフライを容器の中に丸ごとどぶ漬け。

容器の縁で溶剤を切り、ティッシュなどで余分な液を吸い取っておく。

一度にたくさんのフライを乾燥させる、球形メッシュ容器『ドライメッシュ』を準備。

どぶ漬けを終えたフライたちを、まとめて『ドライメッシュ』に入れる。

ドライヤーの種類によって口の大きさは違うが、底をカットした紙コップなど、ドライヤーの風を集める筒を用意。

ドライヤーの口にセット。

『ドライメッシュ』をドライヤーにセットした紙コップの口にかざし、送風!

メッシュの中でフライが舞うようになれば乾燥終了。

撥水処理が完了したフライたち。このあと、CDCを指でしごいてフワッとさせておけばOK。

実験! 強制的に沈めてみると……。右側のフライが撥水処理済み。左側はフロータント未処理。『Pre Dip Liquid 2』を塗布したフライには気泡がまとわりついている。

数分間水中でフライを上下させた後の状態。ノーマルのほうは水を吸ってしまっているが、撥水処理を施したものは、この時点でも充分水を弾いている。

『F510』の使い方


濡れてしまったフライを再度処理するには、フライを一度乾燥させてからフロータント処理するのがセオリー。こちらの製品は現場で使用するパウダータイプで、乾燥とフロータント処理をひとつのボトルで行なえるのが大きな便利ポイント。

実釣でのフライ使用後の乾燥処理と浮力剤塗布を1つの容器でできる、二室容器のフロータント『F510』

まずは赤いほうの蓋<Dry UP>に、先ほどの実験で使用した未処理フライを入れてシェイク!

数十回振れば、このようにフライが乾燥。

次に容器を逆さにして、白い蓋<Float Up>に入れてシェイク!

数十回振ると、フライ全体にフロータント剤が塗布される。

余分なフロータントを吹き飛ばせば、処理完了。

強制的に沈めて実験。先ほどの実験で水を吸ってしまっていたフライも、気泡をまとって浮力が復活!

2018/8/24

つり人社の刊行物
渓流 Dry Fly Session
渓流 Dry Fly Session 本体3,800円+税 DVD-85分
2人のエキスパートが、お互いの得意河川に初釣行。 2017年7月、ロングティペット・リーダーの名手・渋谷直人さんのホームグラウンドでもある岩手県 の渓流へ、鈴木寿さん(フライフィッシングショップ「ワチェット」)が訪れました。東北地方ならでは…
つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
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最新号 2024年6月号 Early Summer

【特集】拝見! ベストorバッグの中身

今号はエキスパートたちのベスト/バッグの中身を見させていただきました。みなさんそれぞれに工夫や思い入れが詰まっており、参考になるアイテムや収納法がきっといくつか見つかるはずです。

「タイトループ」セクションはアメリカン・フライタイイングの今をスコット・サンチェスさんに語っていただいております。ジグフックをドライに使う、小型化するフォームフライなど、最先端の情報を教えていただきました。

前号からお伝えしておりますが、今年度、小誌は創刊35周年を迎えております。読者の皆様とスポンサー企業様のおかげでここまで続けることができました。ありがとうございます!


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