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フライキャスティング「私はこう考える」小野 訓さん

実際にスクールではどう教えているか

FlyFisher編集部=まとめ
前列左が小野さん。フライキャスティングレッスンの講師を続けて約30年。これまでのべ1万人以上を指導してきた実績を持つ。レビュープロダクツ代表(写真提供:釣道楽屋サバロ)

手っ取り早く上手になるというのはとても大切なこと


この記事は2019年Early Summer号に掲載されたものを再編集しています

長年、フライキャスティングを教えてきて、大事にしていることがあります。それは、生徒さんごとに異なる「手っ取り早く上手になれる方法」を見つけることです。

1日のスクールで練習の効果が出るかどうかは、スピードが命なんです。なんのスピードかというと、僕が指導して、生徒さんに「あ、なにかいつもと違う」、「キャストが変わり始めた」と思ってもらうまでの時間です。

生徒さんは上達したい。そのモチベーションをさらに高めるためには、マンツーマンで指導し始めて、最初の5分間が勝負だと思っています。

そこで「あ、なにか違うぞ」と感じてくれて、「上達できるかもしれない」と思ってもらえたら、その日、その生徒さんはいい具合に改善が進むことが多いです。

逆に最初の10~15分で「変わりそう」と思ってもらえなかった場合は、もう少し時間がかかることが多いです。

上達するというのは、ものすごい快感をともないます。快感を味わいたいから、どんどん努力をする。僕が「休憩しながらやってくださいね」と言っても、夢中で振り続けてしまうほどです。

楽しみながら上達できると、気分も乗ってくるのでポジティブになれますよね。このポジティブな気持ちで練習するというのが、大事なんだと思います。


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2021/2/18

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本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
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最新号 2023年12月号 Early Autumn

【特集】尖ってるドライフライ

今号では、編集部が「面白いな」と感じた渓流用のドライフライのタイイングと考え方を紹介します。取り上げるのは、パラシュートスパイダー、エルクファンタジィ、丹沢スペシャル、マジックバレット、里見パラシュート、ヨッパラ、特殊部隊の7本です。これらを並べてみると、みなさん気にかけているのは、耐久性、浮力の持続性だけでなく、「誘い」であることがわかります。水面の流れより遅く流れる、フライそのものが揺れる、マテリアルが揺れる、などさまざまですが、いわゆるナチュラルドリフト以上の効果を明確にねらっているものがほとんど。来シーズンに向け、ぜひ参考にしてください。
またウォルト&ウィニー・デッティ、ハリー&エルシー・ダービーに関するフライタイイングの歴史、そして、『The Curtis Creek Manifesto』(日本ではご存知、『フライフィッシング教書』として翻訳されています)の作者、シェリン・アンダーソンについても取り上げています。


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