ボリビア在住妻 素人南米釣行記
アマゾンでピーコックバスを釣るの巻
高阪 美穂子=写真と文
《Profile》
高阪 美穂子(こうさか・みほこ)
ボリビア・ラパス市在住。2007年にフライフィッシングを始める。2015年には愛知県に住み、毎週岐阜の渓流へ通っていた。夫の仕事の都合でボリビアに移住後、現地でのフライフィッシングを模索中。フライフィッシングが好きな理由は、自然に溶け込めること、場所・時期・気候などの条件を考え、自分がイメージしたとおりに魚が釣れた時の喜びが大きいこと。
高阪 美穂子(こうさか・みほこ)
ボリビア・ラパス市在住。2007年にフライフィッシングを始める。2015年には愛知県に住み、毎週岐阜の渓流へ通っていた。夫の仕事の都合でボリビアに移住後、現地でのフライフィッシングを模索中。フライフィッシングが好きな理由は、自然に溶け込めること、場所・時期・気候などの条件を考え、自分がイメージしたとおりに魚が釣れた時の喜びが大きいこと。
ど素人がアマゾンでの釣りにいきなりチャレンジしてみました
ボリビア・ラパス在住妻で、ネイルノットができないフライフィッシャーです。



ならば奥様ネットワークで情報捜し
駐在している奥様のネットワークから情報収集すべしと、女子会でご相談。さすが女性のネットワーク強し。「釣り好き女子紹介しますよ」と即答いただきました。
ネグロ川へ
ネグロ川のベストシーズンは水位が下がる12月から翌2月。まずはツアー会社(https://www.cucapesca.com/)を捜します。こちらも釣り好き女子のネットワークで彼女の友だちから紹介してもらいます。釣りの詳細は、ツアー会社とスマホのチャットアプリで確認。やり取りはスペイン語なので、基本的に彼女が窓口。完全に彼女におんぶにだっこです。
https://www.cucapesca.com/
内容の確認ができたら前金(全体の約10%)を送金して、申し込み完了。今回のツアーは、ブラジルのマナウスからバルセロスまでの航空券、ホテルとなるマザーボートでの7泊8日、釣りガイド6日、3食昼寝ビール付き。まさに釣り三昧。もはや合宿です。
やっと旅行当日
アマゾン川の玄関となるマナウスへ出発。興奮して飛行機の中でも眠れません。マナウスではコンダクターとほかの参加者と合流。釣り人はツアーコンダクター1名も含め、5組9名とこじんまりしています。参加者は体格がよいブラジル人のおじさんたち。だんなと私だけ明らかに身体が小さく、「大丈夫か?」と不安になります。



ルアーフィッシングで大ものを釣る


ネグロ川は黒い川という意味で、タンニンなどの植物由来の腐食酸で文字どおりに水が黒い。酸性なのでカはまったくいないので助かります。でも、ホタルは生息しているのが不思議です。

なんの魚か分からないけど、強い引きに驚きながらもとにかく必死にリールを巻きます。


だんなに「大きいサイズが釣れた時は水の中で撮影をするんだよ。釣り人はこれがしたいんだっ」と言われ、仕方なく水の中へ。
最終的にこの最初に釣った魚が私の最大サイズになりました。このサイズを釣る難しさが分かっていればもっと喜べたのにと、後々後悔。
フライフィッシングでピーコックバスに挑む

そして、いよいよフライフィッシングができる時が。ツアーコンダクターは大もののピーコックバスを釣るために10番のフライロッドを使っています。しかし、我が家には5番のロッドしかないため、浅瀬で小型のピーコックバスをねらいます。


浮足だって川の中に入ります。川の水は黒くても無臭で、その頃にはまったく気になりません。湿気がないので日陰は涼しいけど、日なたは太陽がジリジリします。水の中は心地よく、はしゃいでいると、ガイドから川底には淡水エイがいるので、踏まないようすり足で歩くようにと注意を受けました。
泳いでいる小魚が2cmくらいなので、フライも同じサイズのイワイミノーを結びます。低木の茂みに近づき、キャスティング。魚が見えると力が入り、いつもどおりなかなかポイントに入りません。また、日本では渓流でのドライフライのみのため、慣れないリトリーブがぎこちない。


魚に翻弄されながらも、なんとか手元まで寄せ、きれいなボーボレータをキャッチ。けしてサイズは大きくはありませんが、ルアーでの釣果よりも数倍嬉しい1尾です。

ボートの場合、ポイントまでの距離をおきます。自分の下手なキャスティングにイライラし、反省するばかりです。

ホテルボートの生活やアマゾンの自然

今回のマザーボートは2人1部屋の客室が5部屋、食堂が2部屋、キッチン、操縦室がある2階建ての小型の客船です。
客室は2段ベット、洗面、トイレ、シャワー、エアコンが付いています。正直、広いとは言い難く、シャワーもお湯は出ません。出るのはネグロ川の水。しかし、ここはアマゾンのジャングル、これでもすごい贅沢です。さらに、コンセントもあり、スマホ、カメラの充電ができるのはありがたいです。

昼食・夕食はサラダ、お米、パスタ、ステーキか豚肉の煮込み、ナマズやピラルクのフリッターです。味は絶品!ついついおかずを多く取ってしまいます。
さらに食後は必ずデザートをホテルの好青年スタッフがサーブしてくれます。女性には嬉しいサービス。

食後は、昼ならばハンモックで昼寝をし、夜は満天の星空にホタルの姿も。

また、この時間は他の釣り人との会話も楽しめます。皆、陽気なブラジル人。何を話しているかは不明ですが、マンガのように抱腹絶倒している姿を何度もみました。私たちにも、日本のことを質問してくれたり、ブラジルのことを教えてくれたりと親切で素晴らしい人たちでした。

特にピンクイルカは頻繁に見かけます。釣り人がリリースした魚をねらい、釣り船を尾行してきます。そのため、ガイドは魚が食べられないように、ボートを浅瀬に移動させ、茂みの中にリリースします。魚が豊富なアマゾンでも、1尾1尾の魚を大切にしているガイドの姿が印象的でした。
ネグロ川で出会った魚たち
6日間の釣行でピーコックバスの4種コンプリートには届きませんでしたが、8種類を釣ることができました。






6日間も連続で釣りをすることは初めてで、毎日が筋肉痛との戦い。後半は疲労困憊で、昼寝も夜も爆睡。しかし、釣りはもちろん、ほかの旅行ではなかなか味わえない日々でした。力の限りアマゾンを満喫しました。
また、主婦としては、ベットメイキング、洗濯、掃除などをすべてスタッフがしてくれて、上げ膳据え膳の夢のような時間でした。
2019/4/28