LOGIN
WILD LIFE

戸澤求さんのラインシステム

同じ対象魚をねらうのでも場所が違えばフライと釣り方が違います。ここでは戸澤求さんの湖(ドライ)のラインシステムをご紹介します

戸澤求=写真と文
Profile 戸澤 求(とざわ・もとむ)

「シューティングスペイ」「デルタシューティングメソッド」を広め、湖の釣りを大きく変えた戸澤さん。最近はまた違う領域で楽しんでいる。しかし、キャスティングやロッドとラインのバランスを追求する姿は変わらず。

 

 

グラスロッドでヘビーなフォームアントを投げてリトリーブ。「マスバギング」のシステム

flyfisher photo

もうすぐ還暦を迎える私は、今は水に浸かる釣りもドーンと沈めて引っ張る釣りもほとんどやらない。そんなわけで、グラスロッドで、湖に入らず、ヘビーなドライフライを、楽に投げるシステムを多用し、いつでもトレッキングシューズ歩きながら楽しんでいる。

キャスティングは専ら水面にリーダー&フライをコンタクトさせるスタイル。ご承知のとおりグラス素材はよく曲がるが、さすがに短めのロッドをバットまでしっかり曲げるにはそれなりの荷重が必要で、いろいろやってみたが指定番手よりも重いラインを乗せるとよい感触で投げられることがわかった。ラインの長さもロッド長の3.2 倍辺りがゆったりしたストロークとのバランスが取りやすいと感じている。重いラインで努めてゆっくり投げると変な振動が消えてバットへの荷重も充分に掛かって投げやすくなり、システムの重さの割に腕も楽になる。

 

 

ラインシステム

 

※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。

 

※以下の本誌からもご覧いただけます

書影をクリックするとアマゾンのサイトへジャンプします。

FlyFisher2021年Mid Summer

【特集】名手たちのリーダー&ラインシステム図鑑 渓流、本流、湖、ソルト、温水。47人の工夫とこだわり。

この釣りではとかくフライパターンに注目が集まりがちですが、フライを魚に届けるためのリーダー、ラインシステムも非常に大切な要素です。同じ対象魚をねらうのでも、フィールドが違えばフライと釣り方が違います。そしておのずとラインシステムも変わります。特に対象魚のバリエーションが広がり続ける中、名手たちの現時点でのシステムを整理してみました。ほか、朱鞠内湖のイトウの魅力、そして’マッドサイエンティスト’、ゲーリー・ラフォンテーンの名著『The Dry Fly』の第1章を掲載しています。


2023/5/15

つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
WILD LIFE
つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
WILD LIFE

最新号 2023年12月号 Early Autumn

【特集】尖ってるドライフライ

今号では、編集部が「面白いな」と感じた渓流用のドライフライのタイイングと考え方を紹介します。取り上げるのは、パラシュートスパイダー、エルクファンタジィ、丹沢スペシャル、マジックバレット、里見パラシュート、ヨッパラ、特殊部隊の7本です。これらを並べてみると、みなさん気にかけているのは、耐久性、浮力の持続性だけでなく、「誘い」であることがわかります。水面の流れより遅く流れる、フライそのものが揺れる、マテリアルが揺れる、などさまざまですが、いわゆるナチュラルドリフト以上の効果を明確にねらっているものがほとんど。来シーズンに向け、ぜひ参考にしてください。
またウォルト&ウィニー・デッティ、ハリー&エルシー・ダービーに関するフライタイイングの歴史、そして、『The Curtis Creek Manifesto』(日本ではご存知、『フライフィッシング教書』として翻訳されています)の作者、シェリン・アンダーソンについても取り上げています。


Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com

 

NOW LOADING