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アカサカ釣具

喜多賢治さんのクロダイ用ラインシステム

名手は何を気にしてどのようにラインを組んでいるのだろうか。ここでは喜多賢治さんのクロダイ用ラインシステムをご紹介します

写真と文=喜多賢治
Profile 喜多賢治さん

和歌山県出身。渓流からソルトまでフライ歴は30年を超え、なかでも浜名湖のクロダイに夢中になって通い詰め、それが高じて2020年からワタツミ・ガイドサービスをスタート。浜名湖のフィッシングガイドとフライ販売などを行なっている。静岡県在住。https://www.watatsumi-k.com

 

 

ストレスを生じさせないラインシステム

flyfisher photo

気まぐれで、わがまま。そんな印象がぴったりのクロダイ。ご機嫌がよい時は大してフライを選ぶこともなく、少々ラフなプレゼンテーションでもスプークせず素直に反応してくれる。しかし、少しでも虫の居所が悪いと、フライを無視もしくはスプークしまくる嫌な魚。と、まったく異なる二面性を持ち合わせた好敵手。おかげで今までにフライラインはもちろん、リーダー、ティペット、そしてフライまで、さまざまな試行錯誤を繰り返してきた。

浜名湖というフィールドの特性上、午後にはたいてい南寄りの風が吹く。また、横風を受けながらのキャストはもちろん、時には向かい風のキャストとなることもしばしば。そのうえ、移動しながらテイリングするもの、足早にクルージングするものなどにも対応する必要がある。

 

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※以下の本誌からもご覧いただけます

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FlyFisher2021年Mid Summer

【特集】名手たちのリーダー&ラインシステム図鑑 渓流、本流、湖、ソルト、温水。47人の工夫とこだわり。

この釣りではとかくフライパターンに注目が集まりがちですが、フライを魚に届けるためのリーダー、ラインシステムも非常に大切な要素です。同じ対象魚をねらうのでも、フィールドが違えばフライと釣り方が違います。そしておのずとラインシステムも変わります。特に対象魚のバリエーションが広がり続ける中、名手たちの現時点でのシステムを整理してみました。ほか、朱鞠内湖のイトウの魅力、そして’マッドサイエンティスト’、ゲーリー・ラフォンテーンの名著『The Dry Fly』の第1章を掲載しています。


2023/6/12

つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
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アカサカ釣具

最新号 2023年12月号 Early Autumn

【特集】尖ってるドライフライ

今号では、編集部が「面白いな」と感じた渓流用のドライフライのタイイングと考え方を紹介します。取り上げるのは、パラシュートスパイダー、エルクファンタジィ、丹沢スペシャル、マジックバレット、里見パラシュート、ヨッパラ、特殊部隊の7本です。これらを並べてみると、みなさん気にかけているのは、耐久性、浮力の持続性だけでなく、「誘い」であることがわかります。水面の流れより遅く流れる、フライそのものが揺れる、マテリアルが揺れる、などさまざまですが、いわゆるナチュラルドリフト以上の効果を明確にねらっているものがほとんど。来シーズンに向け、ぜひ参考にしてください。
またウォルト&ウィニー・デッティ、ハリー&エルシー・ダービーに関するフライタイイングの歴史、そして、『The Curtis Creek Manifesto』(日本ではご存知、『フライフィッシング教書』として翻訳されています)の作者、シェリン・アンダーソンについても取り上げています。


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