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岩井渓一郎さんのラインシステム

同じ対象魚をねらうのでも場所が違えばフライと釣り方が違います。おのずとラインシステムも変わります。ここでは岩井渓一郎さんの渓流(ドライフライ)のシステムをご紹介します。

岩井渓一郎=解説
Profile 岩井渓一郎(いわい・けいいちろう)

日本の渓流において、ロングティペット・リーダーシステムを確立。現在はラインスピードを極力落とし、フライをふわりと着水させることを理想のプレゼンテーションとしている。スクールも精力的にこなしている。

 

 

ロッドの長さでリーダーシステムの全長は変わる。

flyfisher photo

バリバス・フラットバットリーダーのよいところは、バットに色がついて見やすいこと、ターンオーバー性能が高い、巻きグセがつきにくいこと。逆にいえば私がリーダーに求めているのはほぼこれしかない。ドライフライのプレゼンテーションはフライの着水点だけでなく、色付きのバットにより、リーダーが飛んでいく方向をしっかり確認できれば、20番以下の小さなフライでも格段に見やすくなる。

全長の基本的な考え方は、その人がターンオーバーできるギリギリの長さ。だから絶対的なものではなく、私の基準はバットエンドにラインとリーダーのつなぎ目を合わせて折り返し、左手いっぱい。したがって、ロッドによって長さは変わる。

 

 

ラインシステム

flyfisher photo ロッド

・バリバス iD-822-4 8ft2in #2

・バリバス iD-783-4 7ft8in #3

・バリバス iD-833-4 8ft3in #3

・バリバス iD-8114-4 8ft11in #4

 

バッキングライン

ダクロン製。リールのサイズに合わせて巻く。ラインの巻きグセを防ぐためだけの目的なので、それほどこだわりはない

 

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※以下の本誌からもご覧いただけます

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FlyFisher2021年Mid Summer

【特集】名手たちのリーダー&ラインシステム図鑑 渓流、本流、湖、ソルト、温水。47人の工夫とこだわり。

この釣りではとかくフライパターンに注目が集まりがちですが、フライを魚に届けるためのリーダー、ラインシステムも非常に大切な要素です。同じ対象魚をねらうのでも、フィールドが違えばフライと釣り方が違います。そしておのずとラインシステムも変わります。特に対象魚のバリエーションが広がり続ける中、名手たちの現時点でのシステムを整理してみました。ほか、朱鞠内湖のイトウの魅力、そして’マッドサイエンティスト’、ゲーリー・ラフォンテーンの名著『The Dry Fly』の第1章を掲載しています。


2023/3/17

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最新号 2024年12月号 Early Autumn

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朱鞠内湖のイトウ、渓流のヤマメ、イワナ、忍野のニジマス、九頭竜川サクラマス本流のニジマス、中禅寺湖のブラウントラウトなど、それぞれのエキスパートたちに「マスのきもち」についてインタビュー。

色がわかるのか、釣られた記憶はいつ頃忘れるのか、など私たちのターゲットについての習性考察していただきました。

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