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海人スタイル奄美

ヤブ沢マスターへの道

フライフィッシングの可能性を広げる

佐々木岳大=出演
※この動画は、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。


《Profile》
佐々木 岳大(ささき・たけひろ)
1974年生まれ。神奈川県南足柄市在住。ホームグラウンドは地元の丹沢など。C&Fデザイン社に勤務。マッチング・ザ・ハッチの釣りのほか、ドライフライ、ニンフを使った小渓流の釣りも得意としている。






地元、丹沢をホームとする佐々木さん。多くの人が敬遠してしまうようなヤブ沢や小渓流を、体型に似合わず(?)上手に釣りあがります。

映像ではわかりにくいかもしれませんが、撮影した川は本当にヤブだらけなんです。

佐々木さんの釣りのスムースさは、単純に経験からくるものではなく、スペースを活用する方法、トラブルが少ないリーダーシステム、狭い流れでナチュラルドリフトを実現するプレゼンテーションなど、小さなメソッドの積み重ねであることが、この動画からお分かりいただけるはず。



この動画で解説されているコツをいくつか紹介すると、

まずは、空いているスペースを最大限有効に利用するため、キャスティングはとにかくロッドを低く保ちながら行ないます。

それだけでなく、フッキング〜ランディングまでもロッドを低く保つようにして、トラブルを回避する工夫をしています。



また、フォルスキャストのスペースがないポイントでは、サイドキャストでラインを伸ばしていき、プレゼンテーションキャストのみロッドを縦に振ることで、ティペットの形をコントロールしています。



リーダーシステムも「ヤブ沢仕様」。ティップからフライラインを出すのに苦労しない長さに設定しています。


そして、以下は佐々木さんによる動画の補足解説です。

サイドキャスト(横展開)の問題点

1.後方に充分にラインを伸ばせない藪沢では、ターンオーバーの安定感に欠く。

2.ターンオーバーが不安定=ねらった「レーン」にプレゼンテーションができない。

3.ねらったレーンから外れている=フライを目視できない可能性が高まる。


しかし頭上にスペースがない小渓流では、サオを立てたキャストはできないので………


プレゼンテーションのみ、縦にループを展開させたい理由

1.サイドキャストと比較して、格段にストレートラインの精度がだしやすい。

2.たくさんのスラックを得られるバケットキャストが行ないやすい。

3.フライラインの延長線上にフライを置くプレゼンテーションの精度がだしやすい。


インジケーターとしてのフライライン

1.自分から見て、フライラインの延長線上にフライをプレゼンテーションすることで、フライラインをインジケーターとして使うことができる(特に視認性の低いフライを使用の際)。

2.フライライン先端とフライの距離によって、スラックのボリュームを判断できる。



そして最後に……。

魚のサイズ

1.ヤブ沢釣りでの魚のサイズ感は、渓流域のそれとは異なる。

2.沢の規模やアベレージから判断して、自分なりのトロフィー級を求めて楽しんでいる。

3.しかし時に、予期せぬモンスターとの出会いもあるので準備は万全に!



こういうフィールドを釣ることができれば、選択肢は大きく広がります!

出演:佐々木岳大
収録時間:22分33秒
(2020年9月公開)
※映像内の情報は、収録当時のものです。

2020/9/28

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