ウォーリーウイングのウエットフライタイイング
フェザーを折り返してウイングにする、ウオーリーウイング。ドライフライではよく使われるテクニックだが、その発想をもとにウエットへ転用したのが、森下さんのパターンだ
森下泰一郎= 解説と写真この記事はFlyFisher No.303を再編集したものです。
スカンピヘッドを巻く
ウイングには硬く耐久性があるガッドウオールを使用。素材を留めたあとにスプリットしていくが、開きすぎるとフライが回転してしまうので注意
ウイング素材のガッドウオールのフランクフェザー。サイズに限界があるので、適したフックサイズを選択したい
ファイバーをまとめるには、直径4mmの熱収縮チューブをヒートガンで熱し、テーパー状にして30mmでカットしたものが便利。シュリンクさせた先端の径は1.5~2mmが使いやすい。森下さんはニードルチューブと呼ぶ
Step1
ウイングを取り付ける前の状態。ここまでの工程は通常のウエットフライと変わらない
Step2
ガッドウオールの余分なファイバーを取ってストークの根本をカット。左右対象のものを選ぶ
Step3
ファイバーを根もと側へ軽くしごき、揃える
Step4
ガッドウオールを先端からニードルチューブに通す
2024/12/23