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ノットについての考察│フライフィッシング

渋谷直人さんは結び方より締め込みのほうが重要だという

解説=渋谷直人

近頃はショートリーダー・システムで釣っている方が少なくなったと感じるし、ロングティペット・システムは岩井渓一郎さんが確立し定着させてきたが、ティペットの長さが釣欲と共に伸びてきていると感じるのは日本のドライフライの進化ともいえると思う。

変形パターンとしてはショートリーダー+ロングティペットと、太くて長いテーパーのロングリーダー+6フィート程度(トータル20フィート以上)のシステム。どちらも使っているタックルすべてのバランスが崩れずに釣りが成立しているなら、全く否定するつもりはない。ただし、フライがきれいに流れるために利用されているのは、あくまでもティペットであることは頭に入れておきたい。

フライの結び方についてはそれぞれの迅速で効率的な手段を選んでよいと思う。ちなみに僕は3回転のユニノットでフライとティペットを結んでいるが、何結びでも3回転以上絡めるのが安心だ。絡めすぎも結びコブが大きくなるため、そのバランスを考えればよい。

 

flyfisher photo フックとティペットはユニノットで結ぶ。ここは3 回転以上本線に絡めることが重要

 

ループノットも摩擦率やフライの可動力などを意識してやってみたことがあるが、それ以上にドリフトやティペットの長さのほうが重要と判断したため使わなくなってしまった。短めのティペットでは利点があるのかもしれない。

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2024/8/8

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