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ノットについての考察│フライフィッシング

渋谷直人さんは結び方より締め込みのほうが重要だという

解説=渋谷直人

近頃はショートリーダー・システムで釣っている方が少なくなったと感じるし、ロングティペット・システムは岩井渓一郎さんが確立し定着させてきたが、ティペットの長さが釣欲と共に伸びてきていると感じるのは日本のドライフライの進化ともいえると思う。

変形パターンとしてはショートリーダー+ロングティペットと、太くて長いテーパーのロングリーダー+6フィート程度(トータル20フィート以上)のシステム。どちらも使っているタックルすべてのバランスが崩れずに釣りが成立しているなら、全く否定するつもりはない。ただし、フライがきれいに流れるために利用されているのは、あくまでもティペットであることは頭に入れておきたい。

フライの結び方についてはそれぞれの迅速で効率的な手段を選んでよいと思う。ちなみに僕は3回転のユニノットでフライとティペットを結んでいるが、何結びでも3回転以上絡めるのが安心だ。絡めすぎも結びコブが大きくなるため、そのバランスを考えればよい。

 

flyfisher photo フックとティペットはユニノットで結ぶ。ここは3 回転以上本線に絡めることが重要

 

ループノットも摩擦率やフライの可動力などを意識してやってみたことがあるが、それ以上にドリフトやティペットの長さのほうが重要と判断したため使わなくなってしまった。短めのティペットでは利点があるのかもしれない。

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2024/8/8

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最新号 2025年6月号 Early Summer

【特集】One Fly, One Soul 1本入魂のタイイング

釣れないフライはありません。しかし、より釣れやすい、より釣りやすいものは確実にあります。
「釣れやすい」とは、たとえば魚がエサと認識しやすいシルエットや姿勢をキャストごとにキープできることや、より刺激的な波動を常に発する構造のこと。 「釣りやすい」とは、たとえばキャスト中の空気抵抗が考慮され、スムーズにプレゼンテーションできることや、簡単には壊れない高い耐久性のこと。
そして、フライは最終的に美しいに越したことはありません。
これら無限の要素を取り入れて、自分で創造できるからこそフライタイイングは楽しいものです。
今号では佐々木岳大さんにドライフライの基礎を、嶋崎了さんにCDCの失敗しない扱い方を、中根淳一さんにキールフライのアイデアを、筒井裕作さんにホットグルーの使い方を教えていただきました。

また、中央アフリカ、ガボンでのターポンフィッシングの釣行レポートやポータブル魚道に関するインタビューなどもお届けします。


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