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WILD LIFE

渋谷直人が考えるフライの浮き方、沈み方

特にライズを釣る場合、フライの浮き方で大きく結果は左右される

FlyFisher編集部=写真と文

浮き方、沈み方

僕がドライフライと考えているのは、フライの一部が完全に浮いていて目視できるものである。繰り返しになるが、これが見えることではっきりと自然や魚の反応などが確認できるからだ。

しかし実際には、完全に浮いている虫が流下していることは意外に少なく、どこかが水面に浮いていて水面下にほとんどの部位が沈んでいるといった場合が多い。それは水生昆虫に限らず、テレストリアルでもよく見られるので、完全にポッカリ浮くタイプとポスト以外は沈むタイプの2種は用意しておいたほうがよい。

カゲロウのハッチの場合を考えてみよう。ニンフから脱皮する場所は違うかもしれないが、ダンの形状になり水面から飛び立つのはヒラタ類もマダラ類も一緒である。しかし脱皮途中と脱皮後を比較すると、脱皮後の時間が圧倒的に長く、脱皮失敗個体も多い。ならば、ダンパターンをどのように巻いたらよいか判断できるだろう。

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2025/2/12

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磯釣りスペシャルMAGAZINE Vol.03
磯釣りスペシャルMAGAZINE Vol.03 1,980円(税込) A4変型判132ページ
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最新号 2025年6月号 Early Summer

【特集】One Fly, One Soul 1本入魂のタイイング

釣れないフライはありません。しかし、より釣れやすい、より釣りやすいものは確実にあります。
「釣れやすい」とは、たとえば魚がエサと認識しやすいシルエットや姿勢をキャストごとにキープできることや、より刺激的な波動を常に発する構造のこと。 「釣りやすい」とは、たとえばキャスト中の空気抵抗が考慮され、スムーズにプレゼンテーションできることや、簡単には壊れない高い耐久性のこと。
そして、フライは最終的に美しいに越したことはありません。
これら無限の要素を取り入れて、自分で創造できるからこそフライタイイングは楽しいものです。
今号では佐々木岳大さんにドライフライの基礎を、嶋崎了さんにCDCの失敗しない扱い方を、中根淳一さんにキールフライのアイデアを、筒井裕作さんにホットグルーの使い方を教えていただきました。

また、中央アフリカ、ガボンでのターポンフィッシングの釣行レポートやポータブル魚道に関するインタビューなどもお届けします。


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