Local Flies34:クラシックなドライフライ
新藤忠伸さんの6本
岡村享則、長谷川靖哲= 写真長野県在住。信州の川を中心に、本流から源流まで幅広いフィールドで釣りを楽しむ。ホームグランドは犀川水系および高原川水系。今回はウエットフライを中心に選んでもらったが、ドライフライ、ニンフも得意
ワイルドキャナリー
メイフライの時期に、パイロットフライとしてよく使用する。アップアイに巻くことが多いパターンで、使用時にはティペットはアイとハックルの中央を通って、ハックルのすぐ後ろ(ボディー)に結ぶとひっくり返りにくい。最盛期の渓流でドリフトするようすは、まさにカゲロウ……。釣果も裏切らないパターンのひとつだ
・フック……サワダDU2/DU3 #10~16
・スレッド……12/0・クリーム
・テイル……ライトジンジャーハックルファイバー
A・ボディー……ライトR.I.Rハックルストーク
・ウイング……ライトジンジャーハックルティップをスペントに結ぶ
・ハックル……ライトジンジャー
ファイブハックルメイフライ新藤バージョン
ファイブハックルフライは、フックサイズの5倍の長さで巻くことから名付けられたパターンだが、それを私なりにアレンジしたものがこれ。タイイングのポイントは、ハックルとテイルはフックシャンクの2倍以上の長さでパラッと巻くこと。実釣ではパウダーフロータントをたっぷり施し、水面に乗っかるように流すと効果的。特にライズしている魚や、パイロットフライを見切られた時に出番が多い
・フック……TMC206BL #14~18
・スレッド……12/0・ブラック
・テイル…… ジンジャーバリアントもしくはハニーグリッズル ハックルファイバー
・ボディー……ナチュラルブラックハックルストーク
・ウイング……ダッククイルをアップライトに結ぶ
・ハックル……ジンジャーバリアントもしくはハニーグリッズルを2倍以上の長さで巻く
ブラックバット
2022/10/11