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イワナ釣りのコツ|森尾伸一さんの解説

「イワナ釣りのコツ、教えてください」と様々な地域に住んでいる名手たちに聞いた。ここでは森尾伸一さんの解説を掲載します

文と写真=森尾伸一
Profile 森尾伸一(もりお·しんいち)

1958 年生まれ。鳥取県在住。フライ歴47 年

 

ゴギはもっと泳ぎたくない魚

flyfisher photo

中国地方の細流に住むゴギ。弱い魚では決してない

 

ゴギが生息している川というのは細く、水量が少ないことがほとんどだ。そして6月になると水温が20℃を越すこともある。つまり、イワナにとっては非常に厳しい環境に生息しており、それがゴギの行動を決定づけているのだと思う。ゴギを釣ろうとした場合、ほとんどの時期は頭の上をぴったりと流さないと反応もしてくれない。これはエサが流れてくる量などとは関係がなく、水温の問題なのだと思う。ゴギはきっと、高い水温の中でエネルギーを使いたくないのだ。ゴギに限らずイワナは全体的に泳ぎたくない傾向があるが、ゴギはエネルギーの需給バランスにより、本当に泳ぎたくないのだと感じる。

 

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【特集】イワナ、という宝

イワナ。日本でもっとも人気のあるターゲットのひとつであることはいうまでもありません。この愛すべき魚は、思いのほかさまざまな渓流に生息しており、おおらかなようでいて、そのくせしっかり釣ろうとすれば高度なテクニックを要求してきます。さらに彼らの模様や表情には、エゾイワナ、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ、ゴギと一般的に分けられている4亜種の枠には収まりきれない、「多様すぎる」といえるほどのバリエーションがあります。今号では全国のフライフィッシャーに呼びかけ、膨大なイワナの写真をご提供いただいた「岩魚曼荼羅」をはじめ、佐藤成史さんによる解説、エキスパートに聞くイワナ釣りのコツや魅力など、「イワナさん、日本にいてくれてありがとう!」と思える企画を詰め込みました。


2023/5/30

最新号 2024年9月号 Mid Summer

【特集】渓流ドライフライQ&A

Q.ドライフライのコツ、トップ3を教えてください。
Q.渓流に適したタックルを教えてください。
Q.釣れるフライ、釣れないフライというのはありますか。
Q.釣りの友だちって必要ですか。
Q.渇水と平水、フライパターンに変化はありますか。
Q.魚を見つけるコツはありますか。

など、今号では、基礎的なものから、渇水の釣り方、サイトフィッシングのコツなど、渓流のドライフライ・フィッシングについて、エキスパートに多数の質問をぶつけました。

「タイトループ」セクションはぶら下がりのパターンとして世界的に使われているクリンクハマー・スペシャルの生みの親、ハンス・ヴァン・クリンケンさんの寄稿とインタビュー。

そして、クロダイポッパーの釣りを10年以上前から大阪湾で実践しているパイオニア、筒井裕作さんが、最近注目が集まる、東京湾で初挑戦します。

今年度、小誌は創刊35周年を迎えております。今号では、特別付録として来年のカレンダー「Beulah CALENDAR 2025」が付属します。


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