LOGIN
フライフィッシングショップ ビギナーズ・マム

フラクラ

ゴマモンガラ用のクラブフライ。ゆっくりフラフラと沈んでいくので「フラクラ」。数種類のUVレジンを使い分けて、形状、食感、落ち方、素材の絡みにくさをを追求している。

杉浦雄三= 解説

フラクラ

これはゴマモンガラ用のフライです。テイリングをねらうのですが、ゆっくりフラフラと沈下するようにデザインしました。エサをほじくっているゴマモンガラに「あ、エサが逃げた!どこに逃げたのかな?」と思わせるためで、フライを見つけてもらうためにはゆっくりフォールすることが重要だと考えています。落ちるスピードは現場でもボディーをカットして調整しています。

あと、実はレジンの匂いも気にしているんです。巻きたてのフライは魚が見にきても、くわえる寸前で逃げられることが多い気がします。メキシコのパーミットのガイドに魚はエポキシの匂いが嫌いだからフライは1週間前に巻けって言われたことがありまして。フライの構造がタワシみたいなものなので、レジンが結構匂うんです。直前で見切られる理由はそれかもしれないと思って、釣行よりもだいぶ前に巻いたやつを、水につけて、モミモミしてから使います。正直結構影響していると思います、匂いは。

カラーはだいたい底の色に合わせてタン、サンド、オリーブ、ブラウンの中か最低2色は必要だと思います。フックサイズは2種類用意しますが、ボディーのサイズは同じです。標準は8番ですが、魚の活性が高いときには6番を使います。ウイードガードは浜名湖では20ポンドですが、それだと引っかかるので、25ポンドにしました。ほぼ絡まなくなって調子がいいです。

 

 

Material

・フック……TMC800S #6 ~ 8

・スレッド……センパーフライ ナノシルクスレッド12/0 50D オリーブ

・テイル……ラムズウール・FL ラスト、レインボーミッジスレッド・パール

・クロー……EP クラブクローS/M・オリーブブラウンまたはタン

・アイ……ダブルピューピルレッドアイズXS

・ウイードガード……バリバスシーバスショックリーダープレミアムフロロカーボン25lb

・レッグ……ティムコシリコンスカート レギューラーカットデコボコ・モエビ

・ボディー……エンリコ EP フォクシーブラシ・タン&ブラウン

・UV レジン……ソラレズ フライタイシンハードUV レジン、ソラレズ フライタイシンフレックスUV レジン

 

 

 

タイイングの手順

 

Step1

フックをバイスにセットして下巻きをする。巻き終わりはベンドの根元

 

Step2

ラムズウールを切り取り取り付ける

 

 

※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。

 

※以下の本誌からもご覧いただけます

書影をクリックするとアマゾンのサイトへジャンプします。

FlyFisher2023年3月号 Early Spring

【特集1】南の島のフラットフィッシング

【特集2】水生昆虫小宇宙2023(おもに)メイフライ編

ここ数年、急速に広がっている日本のフラットフィッシング。 南のフィールドが開拓され、これまでメジャーだったクロダイとトレバリーに加えて、さまざまな対象魚が注目されています。 フィッシングガイドの数が増加していることも、この釣りをさらに楽しみやすくしてくれています。 まだまだ試行錯誤が続きますが、今号では、現時点でのメソッドやフライパターンなども紹介します。 また、「水生昆虫小宇宙2023」として水生昆虫研究家/写真家の刈田敏三さんによる解禁当初に注目すべきメイフライを解説していただいています。刈田さんがこれまでずっと提言しているように、私たちが見るべきは「ハッチ」ではなく「ドリフター」です。これらの虫がどのような形態で流下してくるかのサンプル写真が並びます。 さらに、さりげな添えられた刈田さんのフライパターンは長年研究を重ねてきた年輪とすごみが感じられます。


2023/3/10

最新号 2024年9月号 Mid Summer

【特集】渓流ドライフライQ&A

Q.ドライフライのコツ、トップ3を教えてください。
Q.渓流に適したタックルを教えてください。
Q.釣れるフライ、釣れないフライというのはありますか。
Q.釣りの友だちって必要ですか。
Q.渇水と平水、フライパターンに変化はありますか。
Q.魚を見つけるコツはありますか。

など、今号では、基礎的なものから、渇水の釣り方、サイトフィッシングのコツなど、渓流のドライフライ・フィッシングについて、エキスパートに多数の質問をぶつけました。

「タイトループ」セクションはぶら下がりのパターンとして世界的に使われているクリンクハマー・スペシャルの生みの親、ハンス・ヴァン・クリンケンさんの寄稿とインタビュー。

そして、クロダイポッパーの釣りを10年以上前から大阪湾で実践しているパイオニア、筒井裕作さんが、最近注目が集まる、東京湾で初挑戦します。

今年度、小誌は創刊35周年を迎えております。今号では、特別付録として来年のカレンダー「Beulah CALENDAR 2025」が付属します。


Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com

 

NOW LOADING