定番パターンのバージョンアップ01
佐々木岳大さんのコンパラダン
佐々木岳大= フライタイヤーコンパラダン
ディアホックが180度開いて、前に倒れない巻き方
マッチング・ザ・ハッチの名パターンとして知られるコンパラダン。ディアホックのウイングをキレイに180度に開くことで、ウイング先端とボディーの下側だけが水面に接した状態をキープでき、ボディー全2体が水没しにくくなる。その姿はあたかも羽化したばかりのダンのようだとC&Fデザイン勤務の佐々木岳大さんは言う(ウイングの開きが甘いコンパラダンは、姿勢が崩れてクリップル状態になりやすい)。その結果、水面を流下するメイフライの姿をリアルに表現できるのだ。
配置バランスを決める
Step1
コンパラダンを巻く際に注意したいのは、全体のバランス。シャンクの半分に下巻きして、その半分の位置にウイングを留め、さらにその前半部分にヘッドをつくるようにする。
Step2
シャンクの半分を目安に下巻きを調整する。
Step3
ヘッドのスペースを残しておくこと
ウイングの量とカットの方法
Step1
ディアホックは少ないと見栄えが悪い以上に浮力をキープできないので、写真の量くらいを基本にする。
Step2
ワックスを塗ったスレッドでシャンクとディアホックを一緒に握り込んだまま締め込む。
Step3
根元は切り口が斜めになるよう、段階的にカットする
ウイングを立てて180度に開く
Step1
2022/11/30