LOGIN
TACKLE SHOP DUSK

吉田俊彦さんのラインシステム

同じ対象魚をねらうのでも場所が違えばフライと釣り方が違います。おのずとラインシステムも変わります。ここでは吉田俊彦さんの渓流(ニンフ)のシステムをご紹介します

吉田俊彦=写真と文
Profile 吉田俊彦(よしだ・としひこ)

2004、2005年に世界フライフィッシング選手権に出場。そこで出会ったチェコニンフを取り入れた。埼玉県環境アドバイザー、NPO法人バーブレスフック普及協会代表理事。バリバス フィールドテスター

 

 

チェコニンフ・システムをベースとし、数よりも大ものを1尾釣ることが目的

flyfisher photo

ライズがほとんど期待できない時に水底に潜んでいる大型魚が対象。主に雨風の強い荒天時や先行者のあと、またはドピーカンの真昼など難しい状況の時に使用している。渓流から本流まで川幅は問わず、木の被る上流部ではリーダーを短くして対応している。ねらう深さは水面直下~約2.5m、投げる距離は7~22m前後だ。

2~3個の複数のフライを使用し、ねらう水深により重いフライや水流の抵抗を考慮してフライを組み合わせるのが特徴だが、個人的に数釣りはまったく目指していない。そのかわり多くの人がこれは無理だと思うような状況でも、1尾は釣れることを目標にしている。また規則でドロッパーが禁止されている釣り場では、リードフライをパロマーノットで結び先端に重めのショットを使用し、いわゆるダウンショットリグにして川底をゆっくりと探っている。

 

 

 

※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。

 

※以下の本誌からもご覧いただけます

書影をクリックするとアマゾンのサイトへジャンプします。

FlyFisher2021年Mid Summer

【特集】名手たちのリーダー&ラインシステム図鑑 渓流、本流、湖、ソルト、温水。47人の工夫とこだわり。

この釣りではとかくフライパターンに注目が集まりがちですが、フライを魚に届けるためのリーダー、ラインシステムも非常に大切な要素です。同じ対象魚をねらうのでも、フィールドが違えばフライと釣り方が違います。そしておのずとラインシステムも変わります。特に対象魚のバリエーションが広がり続ける中、名手たちの現時点でのシステムを整理してみました。ほか、朱鞠内湖のイトウの魅力、そして’マッドサイエンティスト’、ゲーリー・ラフォンテーンの名著『The Dry Fly』の第1章を掲載しています。


2023/4/17

つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
TACKLE SHOP DUSK
つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
TACKLE SHOP DUSK

最新号 2023年12月号 Early Autumn

【特集】尖ってるドライフライ

今号では、編集部が「面白いな」と感じた渓流用のドライフライのタイイングと考え方を紹介します。取り上げるのは、パラシュートスパイダー、エルクファンタジィ、丹沢スペシャル、マジックバレット、里見パラシュート、ヨッパラ、特殊部隊の7本です。これらを並べてみると、みなさん気にかけているのは、耐久性、浮力の持続性だけでなく、「誘い」であることがわかります。水面の流れより遅く流れる、フライそのものが揺れる、マテリアルが揺れる、などさまざまですが、いわゆるナチュラルドリフト以上の効果を明確にねらっているものがほとんど。来シーズンに向け、ぜひ参考にしてください。
またウォルト&ウィニー・デッティ、ハリー&エルシー・ダービーに関するフライタイイングの歴史、そして、『The Curtis Creek Manifesto』(日本ではご存知、『フライフィッシング教書』として翻訳されています)の作者、シェリン・アンダーソンについても取り上げています。


Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com

 

NOW LOADING