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坂上じろうさんクロダイ用ラインシステム

名手は何を気にしてどのようにラインを組んでいるのだろうか。ここでは坂上じろうさんの東京湾のクロダイ用ラインシステムをご紹介します

文=坂上じろう、写真=岡本享則
Profile 坂上じろうさん

フライ用品メーカーのティムコに勤務する傍ら、ソルトフライ歴は30年を超え、主に千葉県内房の盤州干潟の釣りに精通する。近年は同地の新たなターゲットとしてキビレ、クロダイに注目し、メソッドやラインシステムの試行錯誤を重ねている。千葉県在住。このエリアで釣れるキビレとクロダイの割合は5:1くらいとのこと。クロダイもかなりの数がいると思うが、フライに対する反応はキビレのほうがよいと感じている。

 

 

干潟に現われる流れの筋を釣る

flyfisher photo

東京湾の盤州干潟で、私がキビレやクロダイをねらっている釣り方は、リトリーブで食わせるのではなく、ウエットフライのスイングの釣りに近いもの。

ひとことで干潟といっても広大で、どこをどう釣ればいいか想像しにくいと思うが、私が主にねらっている場所は、潮の干満によって発生する流れの筋。その流れを釣っていくスタイルだ。盤洲干潟にもシャロ―フラットにいる個体を見つけ、その魚にキャストしたり、あるいはブラインドでキャストした後にリトリーブしてフライを食わせる釣りがないわけではないが、私は変則的なスイングに近い釣り方をしている。

干満の差が大きい日はもちろんだが、上潮、下潮のいずれにおいても潮が動く時間帯に、流れの筋は川のような状況となり、そこにキビレやクロダイが入ってくる。この流れをステップダウンで釣っていく。

 

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【特集】名手たちのリーダー&ラインシステム図鑑 渓流、本流、湖、ソルト、温水。47人の工夫とこだわり。

この釣りではとかくフライパターンに注目が集まりがちですが、フライを魚に届けるためのリーダー、ラインシステムも非常に大切な要素です。同じ対象魚をねらうのでも、フィールドが違えばフライと釣り方が違います。そしておのずとラインシステムも変わります。特に対象魚のバリエーションが広がり続ける中、名手たちの現時点でのシステムを整理してみました。ほか、朱鞠内湖のイトウの魅力、そして’マッドサイエンティスト’、ゲーリー・ラフォンテーンの名著『The Dry Fly』の第1章を掲載しています。


2023/6/9

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釣れないフライはありません。しかし、より釣れやすい、より釣りやすいものは確実にあります。
「釣れやすい」とは、たとえば魚がエサと認識しやすいシルエットや姿勢をキャストごとにキープできることや、より刺激的な波動を常に発する構造のこと。 「釣りやすい」とは、たとえばキャスト中の空気抵抗が考慮され、スムーズにプレゼンテーションできることや、簡単には壊れない高い耐久性のこと。
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