加藤力さんの季節別ドライフライ
いつ、どこで、どんなものを結べばよいのかがわかるフライパターン集です
解説=加藤力
※この記事はFLY FISHER No.194を再編集したものです
春:フタバコカゲロウ
小型メイフライバターンからガガンボやミッジまでをカバーするイメージで使う。独特のキラメキがあるモルフォファイバーをウイングに使用することで、小さいながらもアビールするフライになっている。
夏:モンカゲ・ダン
モンカゲロウのダンパターンにハックルを巻き、浮力を高めたフライ。ティールフェザーのエクステンドボディーの長さを変えることによりシルエットの大きさを変更できる。パートリッジフェザーが水面に張り付きフライの姿勢が安定する。
夏:源流釣り上がり用フライ
耐久性もあり浮力も高いタフなフライ。ハックルの下部分はウイングケースを作る要領で、エアロドライウィングを使って覆っている。テレストリアルを意識して、テイルにゴールデンフェザントのティベットを使用した。
秋:パラシュート
テレストリアルか、メイフライかフライに迷うことが多い秋に使うオーソドックスな黒のパラシュートパターン。あまり深く考えず釣り上がる機動力重視の釣りで使用する。良型の実続が高いフライ。