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海人スタイル奄美

加藤力さんの季節別ドライフライ

いつ、どこで、どんなものを結べばよいのかがわかるフライパターン集です

解説=加藤力

※この記事はFLY FISHER No.194を再編集したものです

 

 

解説

加藤力(愛知県名古屋市在住)

主要河川は岐阜県蒲田川、長良川水系、長野県木曽川水系。早春の蒲田川は人は多いが、魚の数も多く、釣り場としてのポテンシャルは非常に高い。高水温のおかげで多くの水生昆虫が頻繁にハッチするため、ミッジやガガンボ、コカゲロウといったパターンを状況よく見て使い分けたい。夏に行く岐阜県北部や長野の山岳渓流では、黒のドライフライが効く。

 

春:フタバコカゲロウ

flyfisher photo

小型メイフライバターンからガガンボやミッジまでをカバーするイメージで使う。独特のキラメキがあるモルフォファイバーをウイングに使用することで、小さいながらもアビールするフライになっている。

 

Material

フック……バリバス2300#20

スレッド……6/0イエロー

ボディー……ストリップト・ビーコックハール・ダイドイエロー

ウイング……CDCナチュラルダン、モルフォファイバー各色

ヘッド……スレッドをフライトーン(着色マーカー)のオレンジで塗る

 

 

夏:モンカゲ・ダン

flyfisher photo

モンカゲロウのダンパターンにハックルを巻き、浮力を高めたフライ。ティールフェザーのエクステンドボディーの長さを変えることによりシルエットの大きさを変更できる。パートリッジフェザーが水面に張り付きフライの姿勢が安定する。

 

Material

フック……TMC103BL#13

スレッド……6/0ライトケイヒル

テイル……ティールフェザー・ライトケイヒル

ボディー……スーパーファインダビング・ライトケイヒル

ウイング……CDCナチュラル

ハックル……コックネック・ダングリズリー、バートリッジ・ブラウンフェザー

ヘッド……スレッドをフライトーン(着色マーカー)のブラウンで塗る

 

 

夏:源流釣り上がり用フライ

flyfisher photo

耐久性もあり浮力も高いタフなフライ。ハックルの下部分はウイングケースを作る要領で、エアロドライウィングを使って覆っている。テレストリアルを意識して、テイルにゴールデンフェザントのティベットを使用した。

 

Material

フック……TMC531#14

スレッド……6/0ブラック

テイル……ゴールデンフェザント・ティペット

アブドメン……ストリップト・グースバイオット・ブラック

ソラックス……スーパーファインダビング・ブラック、エアロドライウィング・ブラック

ポスト……エアロドライウィング・FLオレンジ

ハックル……コックネック・ブラック

 

 

秋:パラシュート

flyfisher photo

テレストリアルか、メイフライかフライに迷うことが多い秋に使うオーソドックスな黒のパラシュートパターン。あまり深く考えず釣り上がる機動力重視の釣りで使用する。良型の実続が高いフライ。

 

Material

フック……TMC103BL#17

スレッド……8/0ブラック

テイル……ズイーロン

アブドメン……ストリップト・グースパイオット・ブラック

ソラックス……スーバーファインダビング・ブラック

ウイング……エアロドライウィング・FLオレンジ

ハックル……コックネック・ブラック

 

 

 

 

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