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曵地弘成さんの釣り場探し方法

曵地弘成さんの釣り場探しのコツとは?

FlyFisher編集部=写真と文
flyfisher photo

道路から川が遠くても針葉樹のマークだったらアクセスがしやすいと判断します

新規釣り場の頻度はどれくらいですか?

曵地 釣行全体の2割くらいでしょうか。過去よかった川が年々ダメになっていくじゃないですか。そうすると、別の川を探すというイメージです。雨で増水していて、いつもの川がダメな時、別の川を探すということもありますし、釣りにならない状況だったから、釣り場探しに変更したということもありますね。

 

実際それでうまくいった、という成功率はいかがでしょう?

曵地 入口がわからなくて、結局降りられなかったということもありますし、それで実際に釣りを断念していることも考えると、成功率は3割くらいでしょうか。川に入れれば自分ではそんなに外さないと思ってます。

 

どういった基準で川を選んでいますか?

曵地 基準は釣れる魚のサイズです。尺ヤマメや尺イワナが釣れるというのが基準。渓相は私の好みで……、プールが点在するような川を最初から探します。フラットで開けていて、ある程度遠投ができて、フライフィッシングをやっているなという感じが成立する川ですね。そういった場所を探すとっかかりは、まず大きな川、もしくは湖やダムがあることです。どちらかというと大きな川があることですかね。魚が大きく育つ環境があって、そこか遡上してくる魚をイメージしています。大きな川の支流の、さらに支流とか。逆に上から降りてくるパターンもあると思うんです。洪水で流されてきたりとか。だからよさそうな支流を先に探すということもありますね。基本的には魚が移動できるような場所ということになるでしょうか。特に9月だと本流から差してくるような魚をねらいますね。だから、時期によって探すエリアが変わる感じですね。6月下旬から8月頭までイワナを探して8月頭くらいからヤマメを探す。その時は結構下のほうなので、道路から離れている区間、本流から最初の堰堤があって入りにくい区間をねらってみるとか。あとは最近You Tubeとかみていて、山形の川だったりするとだいたい見当がつくんですね。その区間そのものには行きませんが、それをヒントに探す場合もあります。ただ、以前福島の郡山に住んでいる時は新規開拓しても、外してもいいかなという気分がありましたが、今は千葉に住んでいて、こちらに引っ越してきてからは、外したくなくなりました(笑)。千葉にいるといっても、常磐道がありますから、今までと同じエリア、山形県や福島県に行ってます。フィールドは同じですね、郡山にいた時と。まあでも、開拓はよりよいタイミングをねらうようになりました。

 

具体的な手順はいかがですか。

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2024/10/1

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【特集】One Fly, One Soul 1本入魂のタイイング

釣れないフライはありません。しかし、より釣れやすい、より釣りやすいものは確実にあります。
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今号では佐々木岳大さんにドライフライの基礎を、嶋崎了さんにCDCの失敗しない扱い方を、中根淳一さんにキールフライのアイデアを、筒井裕作さんにホットグルーの使い方を教えていただきました。

また、中央アフリカ、ガボンでのターポンフィッシングの釣行レポートやポータブル魚道に関するインタビューなどもお届けします。


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