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海人スタイル奄美

フライフィッシングに必要なウエア&ギア

渋谷直人さんに話を聞いてみた

解説=渋谷直人
flyfisher photo

釣りに集中するならベストが有利だと思う

ドライフライ・フィッシングをするために必要なウエアを順番に紹介したい。まずはウエーダーだが、春先からを考えると必要確定要素のギアだ。夏はいらないという方もいるかもしれないが、それは山岳渓流の遡行用とのことだと思うのでヤマメ、イワナのライズを釣りたいなら夏でも必須アイテムである。20℃以下の水中に1時間以上立ち込んで、動かないでいなければならない可能性も少なくない。しかしこれは消耗品であり、いくら高価でも残念ながら劣化する。どれくらいの頻度で使うのか、予算的にどれくらいまで可能なのかを各自で判断するしかない。

ウエットウエーディングも、タイツなどの高性能化により快適になったのは事実だし、僕自身も真夏の源流や秋のキノコ採りでの沢歩きはウエットウエーディング・スタイルでやっている。歩く時間と釣りの時間とを考えると、源流部は圧倒的に歩く時間が長いためウエーダーの利点がほぼないと思う。タイツの進化は特に感じやすく、水に入っても冷たくないし、水から上がればすぐにさらっとする。しかも、ベストもなしのスタイルなら泳ぐこともできる。夏はこのような楽しみ方もありだし、そんな場所でないと出会えない魚たちもいるので、新しいウエアはさまざまな季節を楽しむために積極的に使っていきたい。

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2024/7/29

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【特集】Layered Beauty ウエットフライを編む

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