Local Flies32:信州の渓流、本流用ウエットフライ
稲田秀彦さんの6本
岡村享則、長谷川靖哲= 写真長野県在住。信州の川を中心に、本流から源流まで幅広いフィールドで釣りを楽しむ。ホームグランドは犀川水系および高原川水系。今回はウエットフライを中心に選んでもらったが、ドライフライ、ニンフも得意
ブラックホープ
犀川や犀川殖産などでの解禁当初や、初冬の渇水時でのハイプレッシャーの際に、黒くて小さなフォルムとピーコックの自然な輝きとゆらめきで、魚に警戒させずに興味を引きつける1本。水流を受けると細身になるが、ウイングにダイドブラックのネックフェザーを2枚重ねてボリュームを出しているので、増水後の少し濁りが残る時にも存在感が出せる
・フック……バリバス2400V #8
・スレッド……8/0・ブラック
・テイル……ピーコックブルーネック
・タグ……ミラージュティンセル
・ボディー……ピーコックハール(レッド)
・ウイング……コックフェザントネックフェザー・ブラック(2
枚重ね)
・ハックル……パートリッジ
シルバー・マーチブラウン
マーチブラン系のウエットフライは種類も豊富で、さまざまなバリエーションがあり歴史の古いパターン。シルバーティンセルを使うことで小魚のイミテーションから、ダイビングカディスやカゲロウのイマージャーとしても有効。とにかく困った時の1本として、シーズンを通じて使えるパターンだ
・フック……マスタッド3399 #8~12
・スレッド……8/0・ブラック
・テイル……パートリッジ・ハックルファイバー
・リブ……シルバーラウンドティンセル
・ボディー……シルバーフラットティンセル
・ウイング……ヘンフェザント・クイル
・ハックル……パートリッジ
ブラウンカディス
2022/9/22