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海人スタイル奄美

Local Flies05 :尻別川のヤマメ、ニジマス用フライ

吉田一哉さんの6本

岡村享則、長谷川靖哲= 写真
吉田一哉(よしだ・かずや)
北海道在住。6~8月の3カ月間は尻別川のヤマメ、その他の時期は、道東や道北の渓流でニジマスをねらっている。さまざま要素を取り入れたフライをタイイングするのが得意。


マーチブラウンイングリッシュ



 困ったときの1本で、何度もうれしいサイズのヤマメをキャッチしてきた実績パターン。比較的フラットな流れで使うことが多く、パウダー系のフロータントで処理すれば、かなり視認性が向上する。伝統的なフライだが、現在まで受け継がれてきているのは、釣れる要素が凝縮されているからに違いない。


・フック……がまかつS10 #14
・スレッド……ヴィーヴァス 30D
・テイル……コックハックル・ブラウン
・ボディー……ヘアズイヤー+ヘアズボディーファーのブレンド・ナチュラルカラー
・リブ……シルクフロス・イエロー
・ハックル……コックネック・ブラウン、パートリッジ


ストーンフライ



 尻別川では5~8月頃まで何種類かのカワゲラがハッチしていて、魚たちは偏食することが少なくない。ライズがあるのに捕食対象がわからない……。そういう場合、多くは水面に張り付くように流れるカワゲラがカギになっている。このフライはボディーにあえて重みを持たせて、CDCウイングで弱々しく張り付くように浮かせて使う。


・フック……ダイイチ1270 #14
・スレッド……ヴィーヴァス50D
・ボディー ……シルクフロス・イエローの上から100均の髪留めゴムを巻く
・アンダーウイング……マシュマロファイバー
・オーバーウイング……CDCをパラダイスウイング(ファイバーをストークの根本に向かって留める方法)で留める
・ハックル……ゴールデンバジャー


※この続きは、月額700円+税で有料メンバー登録するとご覧いただけます。





2022/5/18

つり人社の刊行物
初歩からのフライタイイング
初歩からのフライタイイング 2,750円(税込) A4変型判148ページ
本書は、これからフライタイイングを始めようとする人に向けた入門書です。 解説と実演は、初心者の方へのレクチャー経験が豊富な、東京のフライショップ「ハーミット」店主の稲見一郎さんにお願いしました。 掲載したフライパターンは、タイイングの基礎が…
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最新号 2023年12月号 Early Autumn

【特集】尖ってるドライフライ

今号では、編集部が「面白いな」と感じた渓流用のドライフライのタイイングと考え方を紹介します。取り上げるのは、パラシュートスパイダー、エルクファンタジィ、丹沢スペシャル、マジックバレット、里見パラシュート、ヨッパラ、特殊部隊の7本です。これらを並べてみると、みなさん気にかけているのは、耐久性、浮力の持続性だけでなく、「誘い」であることがわかります。水面の流れより遅く流れる、フライそのものが揺れる、マテリアルが揺れる、などさまざまですが、いわゆるナチュラルドリフト以上の効果を明確にねらっているものがほとんど。来シーズンに向け、ぜひ参考にしてください。
またウォルト&ウィニー・デッティ、ハリー&エルシー・ダービーに関するフライタイイングの歴史、そして、『The Curtis Creek Manifesto』(日本ではご存知、『フライフィッシング教書』として翻訳されています)の作者、シェリン・アンダーソンについても取り上げています。


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