LOGIN
ささきつりぐ

フィールドガイド【岐阜県/蒲田川】

高原川の上流部の支流は地熱の高さが特徴

倉上亘=解説
開けた流れが、巨岩の重なった箇所を過ぎると小落差のある流れに変化する

◆『岐阜「いい川」渓流アマゴ・イワナ釣り場』より

《Profile》
倉上 亘(くらかみ・わたる)
神奈川県横浜市在住。渓流釣り歴50年。テンカラやフライ界の名手を講師に招き講習会を主催するなど、毛バリ釣りの普及に努めている。毛鉤釣り同好集団「老眼天空本舗」代表。

初夏の頃、蒲田川の流れ越しに見る残雪が白く輝く北アルプスは美しい。気まぐれな渓魚にはしばしば裏切られるが、この景観だけはいつも期待に応えてくれる。私が蒲田川を訪れる楽しみの一つでもある。

蒲田川の源は、北アルプスを代表する名峰槍ヶ岳から発する。平湯川との合流点から新穂高温泉郷の入り口となる中尾橋までの区間には3基の高い砂防堰堤が構築され、堰堤間はそれぞれ趣の異なる流れとなっている。ここではその堰堤間ごとに釣り場を分けて紹介したい。

対象魚は各区間ともヤマメとイワナだが、下流に設定されているC&R区間ではニジマスも混生している。釣れるサイズは小中型が中心。しかし時には尺上クラスが混じることもあるので集中力を欠かさないほうがよい。

蒲田川は流域の随所に温泉が湧き出し、地熱で水温が下がらず解禁当初からフライフィッシングができることで有名である。


※詳しいポイントマップは有料メンバー登録するとご覧いただけます。

◆掲載している蒲田川のフィールドガイドは、単行本『岐阜「いい川」渓流アマゴ・イワナ釣り場』に掲載されています!
『岐阜「いい川」渓流アマゴ・イワナ釣り場』
購入・お問い合わせはこちら



2019/5/31

最新号 2024年9月号 Mid Summer

【特集】渓流ドライフライQ&A

Q.ドライフライのコツ、トップ3を教えてください。
Q.渓流に適したタックルを教えてください。
Q.釣れるフライ、釣れないフライというのはありますか。
Q.釣りの友だちって必要ですか。
Q.渇水と平水、フライパターンに変化はありますか。
Q.魚を見つけるコツはありますか。

など、今号では、基礎的なものから、渇水の釣り方、サイトフィッシングのコツなど、渓流のドライフライ・フィッシングについて、エキスパートに多数の質問をぶつけました。

「タイトループ」セクションはぶら下がりのパターンとして世界的に使われているクリンクハマー・スペシャルの生みの親、ハンス・ヴァン・クリンケンさんの寄稿とインタビュー。

そして、クロダイポッパーの釣りを10年以上前から大阪湾で実践しているパイオニア、筒井裕作さんが、最近注目が集まる、東京湾で初挑戦します。

今年度、小誌は創刊35周年を迎えております。今号では、特別付録として来年のカレンダー「Beulah CALENDAR 2025」が付属します。


Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com

 

NOW LOADING