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Little Bell

Local Flies10:東北の渓流用ドライフライ-04

仁平勇太さんの6本

岡村享則、長谷川靖哲= 写真
仁平勇太(にだいら・ゆうた)
岩手県在住。渓流釣り歴は20年を数えるベテラン。シーズン中は岩手県内の渓を中心に釣り歩く。ロッドメーカーFAGUS代表。


マシュマロアトラクター




 個人的に初夏から秋にかけて一番出番が多いテレストリアルフライである。マシュマロボディーの大きさは浮力を補う程度で、4本1束になっているエアロドライウィングそのまま1束使っている。ハックルは4回転くらいで下側はカット。ウイングの2色のエルクヘアはどちらも少量ずつ乗せると巻きやすい。ブリーチのエルクヘアは視認性を上げるために使っている。


・フック……TMC100 #8~14
・スレッド……6/0・ブラック
・アブドメン……ピーコックアイ・ダイドグリーン
・リブ……ナイロンライン1号・ブルー
・マシュマロボディー……エアロドライウィング・G.オリーブ
・ソラックス……ピーコックハール
・ハックル……コックネック・ダイドダークオリーブ
・アンダーウイング……エルクヘア・オリーブ
・オーバーウイング……エルクヘア・ブリーチ
・インジケーター……パラポストウィング・FLオレンジ


ヘアウイングソラックスダン



 釣り上がりでもライズねらいにも使える万能パターン。リブの上から瞬接コートをして、虫らしい縞々のボディーを演出している。また瞬接コートしたボディーは水を吸わないのでフロータント処理が楽である。さらにウイングにエルクヘアを使うことによって、CDCとは違い魚を釣った後でも水切れがよく、短時間に起こる複数のライズを手返しよくねらうことができる。ウイングを立てる位置は、ボディーの縞々を目立たせるためにやや前より。


・フック……TMC100 #14~18
・スレッド……12/0・各色
・テイル……ムースホック
・アブドメン……スレッド各色
・リブ……ナイロンライン1号・ブラウン(リブを巻いたらボディーごと瞬接コーティング)
・ウイング……エルクヘア
・ソラックス……スーパーファインダビング・各色
・ハックル……コックネック・ミディアムダン


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2022/6/1

最新号 2024年6月号 Early Summer

【特集】拝見! ベストorバッグの中身

今号はエキスパートたちのベスト/バッグの中身を見させていただきました。みなさんそれぞれに工夫や思い入れが詰まっており、参考になるアイテムや収納法がきっといくつか見つかるはずです。

「タイトループ」セクションはアメリカン・フライタイイングの今をスコット・サンチェスさんに語っていただいております。ジグフックをドライに使う、小型化するフォームフライなど、最先端の情報を教えていただきました。

前号からお伝えしておりますが、今年度、小誌は創刊35周年を迎えております。読者の皆様とスポンサー企業様のおかげでここまで続けることができました。ありがとうございます!


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